本気で怖い
こわい!釘が刺さる!罠とか抜きで普通に怖い!おもわず途中で箱から顔を抜いてしまった。釘が目に入りそうだったからだ。
しかし部屋っぽさは全くなくなってしまった。前ページの時点では、本当に部屋にいるような迫力がそこそこあったこの箱。自分がすっぽり箱の中に納まることで遠近感がよくわからなくなり、スケール感を錯覚してでそこに広い部屋があるように見えていた。
ところが今回はヘビやピストルのおもちゃのせいで、壁の本当のサイズがわかってしまう。そのせいで迫ってくる壁としての臨場感はまったくなくなってしまったのだ。
とはいえ、やっぱり怖い。むしろものすごく怖くなった。だってトゲ生えてるもん。壁としてのリアリティはなくても少なくともあのトゲは本物で、勢いよく動かせば目に刺さる。さっきはヴァーチャルだった恐怖が、本当の恐怖になったのだ。 |