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ちしきの金曜日
 
世界一分かりづらい趣味

■日本で二番目に短い国道


先に見える高架の手前ではやくも終わりです。

「つぎの130号は長さ500メートル弱です。日本で二番目に短い」

一番はどこですか?

「174号ですねー。神戸にあります」

それにしてもすぐに国道名が出てくるからすごい。団地と違って数字だから覚えるのたいへんだと思うんだが。


いやはや、ほんとに短い。わざわざ国道にする意味があるのか?

この橋であっというまに国道終了。

これはほんとに短いですね。

「気づかないですよね。『おにぎり』(逆三角形のあの標識のことを国道趣味の世界ではこう呼ぶそうだ)もないしね」

ふつうは国道130号というより、芝から日の出桟橋に行くあの道、って言うと思いますよ。

「有名な道ほど国道番号では呼ばれなかったりするんだよねー」

なるほど。


その橋の路面に書かれている「B・2」の「B」とは国道の"Beginning"のことらしい。

なぜかこんなところで記念撮影する外人さん。さては国道マニアか!

■国道のイベントやります

これは国道14号。国道が唐突に一方通行の商店街になってしまう。

今回はほんとに分かりづらい記事だった。すまん。でもね、行くと面白いんだよ。

「国道趣味って『ドライブじゃない』んだよね。無目的に走るんじゃないから。でもじゃあなにが目的かっていったら走ること自体だからねー。これをなんと呼ぶべきかは難しいね」

本来どこかへ行くためのものである「道」と「移動」。だけどそれ自体を目的にしちゃうときのあの説明できないわくわく感。あー、うまく言えない。もどかしい。

松波さんは「点線国道」というさらにけったいな国道を多く訪ねてて、それらを含めた内容で国道イベントをカルチャーカルチャーでやります。この分かりづらい趣味にすこしでもぐっときた方は、ぜひ。


 
 
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