レジ袋削減のための「エコバッグ」は、いまや世間に深く浸透しつつあるグッズだ。レジで「袋要らないです」と言って、ペラペラの薄いナイロンバッグを取り出す人々の姿をひんぱんに見かけるし、雑貨店にはエコバッグのコーナーがカラフルに幅を利かせている。ゴミを減らして無駄をなくそう、という意識が高まるのはいいことだ。
しかし・・・実は私、エコバッグをちょっと敬遠していた。「エコって言ってりゃいい」みたいに聞こえる場合もあり、あるいは高級ブランドのエコバッグを買うのに行列、とか、そういった話が聞こえてくると、なんだかなあという感じで、どうにも処理できない感情が胸に去来する。エコが悪いのではない、なんというか・・・「皆いっせいに一方向に押し寄せる」姿が苦手なのだ。
そうとばかりも言っていられません。地球は確実に暑くなっている。ならば、私ならこうする!というエコバッグを作ってみようではないか。先週に引き続き、宇宙人が出る記事に図らずもなってしまいましたよ。
(乙幡 啓子) |