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ロマンの木曜日
 
ドライカレーは甘くなかった

第二関門は調理


まずは各スパイスを調合して、カレーに香りと風味をつけるスパイスパウダーを作成します。

田沼さんからのメールに書いてある分量に合わせて混ぜていくのですが、ひとつひとつが非常にインパクトのある香りなので、ずっと嗅いでいたら気が変になりそうでした。


怪しい調合作業、しかも深夜 最終的にかなりの量になった

粉を混ぜるのは楽しいのですが、これは最後の仕上げで使うので、調合が終わったらひとまず置いておきます。

続いてタマネギ、ニンジン、セロリ、トマトをみじん切りに。


こんにちは、野菜です ゴールデンラッキーの悪のジェイコブにやられました

フライパンにオリーブオイルを熱し、クミンを入れ、香りが立ったらタマネギを入れ、弱火でしんなりするまで炒めます。

ここで初めてクミンの香りを嗅いだのですが、さわやかな中にジュージーさがあって、これはいい香りです。


ちなみにフライパンは中華鍋しかありません 弱火でひたすら混ぜ続ける

タマネギがしんなりしたら別の鍋に移し、同じ要領でクミンを熱し、今度はニンジンを炒めます。

ニンジンに火が通ったらタマネギと同じ鍋に移します。続いてニンニクをすりおろしてオリーブオイルで炒め、ニンニクの香りが出たら豚ひき肉を入れて炒めます。

白ワイン、ナツメグをふりかけ、ひき肉の色が変わってきたらセロリとすりおろした生姜を入れて炒めます。ひき肉に火が通ったら、黒砂糖を入れて炒めながら混ぜ合わせます。

すみません、まるで料理本そのままの書き方ですが、料理の説明なんてしたことがないので、ほかにいい方法が思いつきません。


いよいよ主役の登場 順調順調

続いてカレー粉とケチャップを入れ、混ぜながら炒め・・・ようとしたとき。

ここまで何の迷いも疑いもなく調理してきたのですが、カレー粉を指定量入れようとした瞬間、キッチンに軽く緊張が走りました。

指定量の半分も入れないうちに肉がカレー粉まみれになり、フライパンの中の水分がなくなってしまったのです。やばい、このままでは焦げる!

そう思って手早く混ぜたもののカレー粉の分量が多く、パサパサになったひき肉は団子状に固まってしまいました。予定外の事態に僕はパニックになり、とりあえず少量の水を加えてカレー粉を延ばしました。

まだ指定量入っていないのですが、試しに味見をしてみると、濃い…。そして粉っぽい。

しかし、いま思い返すとアホな行動ですが、なぜかカレー粉を追加投入し、さらにスパイスパウダーも指定量の半分くらい入れてしまいました。指定量が絶対である、と思い込んでいたのです。


入れては延ばし、を必死に繰り返した さらにスパイスパウダーを無理矢理投入

思えば、いつも80人分で作っていたので、少量を作るときの分量には自信がない、とレシピのメールに書いてありました。カレー粉とスパイスパウダーは様子を見て増減してください、とも書かれていました。

それを見落とし、書いてあった数字を絶対と思い込んで無理矢理突き進んだ結果、ルウはカレー粉が飽和し、取り返しのつかない事態になってしまったようです。自分の馬鹿さ加減、というか、まったく頭を回転させずにここまできたことが腹立たしくなりました。

その後も、いちおう指示通りに野菜の入った鍋にルウを移し、混ぜながら炒めたものの味は変わらず。とてもそのままでは食べれたもんじゃない、カレーエキスの塊のようなものができ上がりました。


一縷の望みをかけて味見 打つ手がなくなる午前3時

とりあえずこの日はここまで。どうにもならないのでフテ寝しました。

これで終わりにして「失敗しちゃった、エヘッ」で済ませようかとも思ったのですが、前のページの状況を思い返すと止めるわけにもいかず。

翌日、仕事から帰って再チャレンジしました。

肉を炒めるところまでは同じですが、ドライカレーのレシピをいろいろ検索した結果、カレー粉はだいたい大さじ2〜3杯くらいで様子を見ることに。スパイスパウダーも、少量ずつ投入しては味見をしてベストなバランスを探しました。

そんなことは料理をする上で当たり前なのですが、普段から料理本を「取説」と呼んで、書いてある通りのものしか作らなかった僕はしたことがなかったのです。

そうして、なんとかドライカレーらしきものができ上がりました。


 

 
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