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フェティッシュの火曜日
 
国際フィッシングショーを熱くレポート!

釣りのプロがいっぱい

大手釣具メーカーのブースにはだいたいステージがあり、そこではフィールドテスターとかプロアングラーとかいわれる釣りを商いにしている釣りのプロ達が独自の理論やおもしろ体験などを披露している。

磯釣りのプロは磯釣りファンにしかわからない話を、パスプロはバス釣りファンにしかわからない話をする。浦賀水道よりも狭く、そして駿河湾よりも深い内容のトークショー。そしてそれを余裕で受け入れる観客達。素敵な関係性だ。

それが国際フィッシングショー。


「そんな時にクチブトの40センチが掛かったんだ!」みたいなトーク。 トークの締めはジャンケン大会。DVDやキャップがもらえるよ。

水槽に生きたブラックバスを用意してのデモンストレーション。こういうの深夜の通販番組で見たことある。 ヘラブナのフィールドテスター。プロゴルファーみたい。

“とんねるずのみなさんのおかげでした”の“細かすぎて伝わらないモノマネ選手権”で、くじらという芸人が披露した「○○釣りスターシリーズ」というイカ釣り名人や磯釣り名人のモノマネを見て、本当にそんな名人がいるのかよと思っていたのだが、ここフィッシングショーには確かに何十人もの釣りのプロが実在していた。


磯釣り界のブンブン丸、鵜澤政則。 孤高の二刀流マグロハンター、早川友治。

グレボム釣法の生みの親、西角喜昭。 弟はモト冬樹、エド山口。

これらのキャッチコピーは今適当に考えたものだ。

 

ショーは釣りプロにとっての稼ぎ時

フィッシングショーのおこなわれる3日間は、大塚貴汪や児島玲子といった超大物クラス(競馬でいったら武豊クラス、たけし軍団でいったらガダルカナルタカクラス)になると、いろいろなメーカーのブースを一日に何カ所も回っている。

この三日間は海老一染之助にとっての正月三が日のような稼ぎ時なのだ。


大塚プロのサイン会には長蛇の列。 児島玲子のトークショーには黒山の人だかり。

競輪選手みたいな謎多きプロも。何者なんだろう。 元プロ野球選手みたいなプロもいる。

釣りのプロではないが、釣り専門チャンネル“釣りビジョン”などで活躍中の本多絵里子と記念写真が撮れる顔ハメパネルがあったので、せっかくだから三脚立てて一枚撮ろうかなと思ったら、パネルのすぐ横で本人がサイン会をしていて、とても恥ずかしかった。


本人の横に顔ハメパネル置かないでよ。

それが国際フィッシングショー。

 

個人的に一番のヒット作

このレポートの最後に、フィッシングショー全ブースの中で、私が一番心を動かされた商品を紹介したい。

それは「プレミアム アキオくん」だ。


プレミアムアキオくん。熱血硬派クニオくんではない。

この一見すると一昔前の携帯電話みたいなデザインの物体、これがなんだかわかるだろうか。

私は小型のGPSかと思ったのだが全然違った。

なんとこれ、折りたたみ式ケータイ型の、ただの小物入れなのだ。


ジャーン。

かっこよすぎるぜ、アキオくん。


プリクラが張られた展示品。どうみても携帯電話。 デコレーションまでされていた。

そんな国際フィッシングショー、いかがだっただろうか。

この記事を何人が最後まで読んでくれたのか、とても不安である。

実は道具にこだわらない派だ

フィッシングショーで最新の竿やリールに触れることができ、それはそれでとても楽しく、胸高ぶる一日だったのだが、実際の所は釣り道具に対するこだわりはそれほどない。だって竿とかすぐ折っちゃうし。もちろんいい道具は確かにいいんだけれど、お金がねえ。

実際にやる釣りとは別のものとして、フィッシングショーそのものが楽しいのである。

それが国際フィッシングショー。


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