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ロマンの木曜日
 
衛星写真は本当に地球なのか
地球儀を作って確かめる

 

数年前からGoogle Earthなどで、人工衛星から地球を撮影した写真をパソコン上で見ることが出来る。
一昔前では考えられないくらい技術は進歩しているわけだが、はたしてあの写真は本当に地球の写真なのだろうか。
もしかしたら、手先の器用なひとが書いたCGだったりはしないだろうか。

工藤 考浩



あれは本物の地球なのか

少し前までは、地球を眺められるのは宇宙飛行士だけだったのが、最近ではパソコン上で地球をぐるぐる自由に操れるほど世の中はかわった。
しかし、だまされているんじゃないだろうか。
あの写真は、本当に実物の地球の写真なんだろうか。
ふとそんな疑問がわいてきた。
真実を確かめたいが、どうすればいいのだろう。
そうだ、あの写真から地球を作ってみればいいのではないだろうか。


これが本当の地球だろうか

 

まずは写真を入手

どこかに検証可能な、地球を撮影したとされる写真がないだろうかと探したところ、NASAのサイトに大きな写真があった。
しかしこの写真は、四角い写真だ。
このままでは地球を作れない。
そのため、写真を地球向きに加工するところから作業を開始した。


補助線をひいて

こんなふうに、地球になるように加工したい

写真をいくつかにわけて、歪ませた

 

加工した

たいへんな時間を要したが、写真を地球向けに加工した。
これを切って貼れば地球になるはずである。
もし地球にならなければ、この写真はニセモノということになる。


半日かかった

印刷した

 

透明フィルムに印刷した

プリンタで透明ラベルに印刷した。
その方が、仕上がった時に透き通ってきれいだろうなと思ったからである。
しかし、失敗した。
貼り付ける時にベタベタしてうまくゆかないのである。


切って

貼り合わせたけど

ぐちゃぐちゃになった

 

ふつうの紙で作り直し

仕方がないのでふつうの紙に印刷し、それを切り抜いて貼り合わせることにした。
透明ラベルの失敗で1時間ほどロスしてしまった。
いつのまにか夜になっていた。


切ってのりをつけて

貼り合わせてゆく

 

地球を作るのはたいへんだ

切って貼るだけなのに、これまた長い時間がかかった。
平面のものを球体にするのは難しい。
手にのりがついてべとべとになるし、貼り合わせようとすると紙はずれるし、いったい僕は何をしているんだろうか。


北極と南極がうまくゆかない

完成した

アフリカってでかいな

 

地球は完成した

いろいろな苦労を伴いながらも、地球は完成した。
よって、地球を撮影したという衛星写真は本物といえるだろう。


でも、ちょっと足りなかった

いつか再チャレンジしたい

衛星写真が本物とか偽物とか、そんなことは最初から思ってはいなくて、本当はただ単に地球儀が作りたかっただけなのだ。
文房具屋さんで地球儀を見るたびに「欲しいな」と思うんだけど、ちゃんとした地球儀はそれなりに値が張るので、だったら自分で作れないだろうかとためしてみたのだが、やっぱり難しかった。
しかし、もうちょっと工夫(地図を球体にするための計算式を勉強する、ボールかなにかを芯にするなど)すれば不可能でもなさそうなので、そのうちもう一度自作地球儀に挑戦してみたいと思う。
なんだかんだいって、作業はとても楽しかったのだ。
カボチャだと思えば上出来だ


 
 
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