ちなみにこのダムが完成したのは大正3年。
八ツ沢発電所導水施設の中では一番最後に作られたものである。
もちろん、このダムも隧道などと同様に重要文化財。
ダムの種類としてはアースダムというもので、
その堤体は土を固めて作られているのだそう。
建設された当時では、国内最大の高さを誇ったダムでもあるらしい。
この大野調整池にためられた水は、圧力水管(中に空気が入らない管)を使って
一気に5km先にある発電所の水槽へと送り込まれ(この水槽までが重要文化財)、
そして水圧管路に落とされる。
さぁ、いよいよこの導水路の終点、八ツ沢発電所に到着だ。 |