二次会
次に訪れたのは、川崎さんの行きつけの立ち飲み屋・森山酒店というところ。ここはいわゆる飲み屋なのでスイーツ類は置いてないのだが、常連である川崎さんの口利きにより、各自がコンビニで買ったスイーツを持ち込ませてもらえることになった。
塩けを欲する心
ここに各自コンビニで買ったスイーツを持ち込んだわけだが…。
正直に言おう。
一次会から二次会へと歩いて移動する途中で、 私はもうこの「甘い飲み会」がどうでもよくなってしまった。
カラアゲ食いてー!!
ギョーザ!!
SUSHI!!
歩きながら、うっかりカラアゲの話などをしたのがきっかけとなり、さっきから心の奥底でくすぶっていた塩けを欲する気持ちが噴出してしまったのだ。
街にはこんなにも酒に合う食べ物が氾濫してるというのに、なんで自分はこんな修行のような飲み会をしてるのだ。
赤ワインといちご大福は厳しかった。 ワインは味が濃く、ビールのようにお茶感覚で喉を通らない。 そしてワインを飲んでも次に口の中がイチゴ大福を求めてこない。要するに別々に食べたい。
川崎さんは、きなこ餅でワインを飲んでいた。 上の写真だと美味しいんだか美味しくないんだか全然わからない微妙な表情だが、3個あったきなこ餅のうち2つは他の人にあげていた。
じょーじさん、神崎さんはここに来て俄然、スイーツと酒をバリバリ行き始めた。
じょーじさんは、チーズケーキとかぶりつきコロンを電氣ブランで流し込んでいる。神崎さんはチンタオビールと一緒にドーナツとヤキリンゴとモンブランを食べている。おかしい。どうなってしまったんだ彼らは。
と思ったら、皆次々に具合が悪くなっていった。 神崎さんは、 「今なにかヤバい警報が鳴った。」 と言って2コあったモンブランのうちのひとつを静かにしまい始めた。
川崎さんも、 「さっきから変な汗が出てるんですが…」 とか言っているし。