普段使わない顔の筋肉を使ったためか、唇が切れてちょっと血が出た。
自分がしていたイメージよりもさかなクンに似なかったのだが、ハコフグの帽子、船の上、手に魚、高い声。さかなクンの要素を集めることで、“概念”、あるいは“種(しゅ)”としてのさかなクンに近づけたような気はする。
スッポンのようでスッポンでないスッポンモドキという生き物がいる。このときの私も“さかなクン”という生き物にはなれなかったが、“さかなクンモドキ”にはなれたなと思う。がんばったよ自分。
ところで、自分がやっていることがコスプレというやつだと今気がついた。 |