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フェティッシュの火曜日
 
さかなクンになりたい

さかなクンといえばロケだ

さかなクンといえば、その本領を発揮するのは海や川でのロケである。特番でも釣り船に乗ってキャーキャーやっていた。その姿はまさに水を得たさかなクンだった。

私もさかなクンになるために船に乗りたいのだが、見知らぬ人が乗る釣り船でさかなクンの帽子をかぶる勇気はまだないので、知り合いの船に乗せてもらうことにした。


ロケに出発。持って行くものがほとんど撮影機材ではなくて釣り道具だが。

 

まずは普段の自分

さかなクンになりきる前に、まずは比較用に普段の自分を撮影してみた。


普段の自分を見つめる。

自分が喋っている動画というのを初めて見た気がするが、ローテンションかつ無愛想である。船がもの凄い揺れる上にとても寒いからというのもあるのだが、なんとも表情が堅い。

まあ、普段の私はこんなもんだろう。

 

さかなクンになった私

続いて帽子を取り替え、さかなクンになってカメラを廻してみた。


どうでしょう。

普段使わない顔の筋肉を使ったためか、唇が切れてちょっと血が出た。

自分がしていたイメージよりもさかなクンに似なかったのだが、ハコフグの帽子、船の上、手に魚、高い声。さかなクンの要素を集めることで、“概念”、あるいは“種(しゅ)”としてのさかなクンに近づけたような気はする。

スッポンのようでスッポンでないスッポンモドキという生き物がいる。このときの私も“さかなクン”という生き物にはなれなかったが、“さかなクンモドキ”にはなれたなと思う。がんばったよ自分。

ところで、自分がやっていることがコスプレというやつだと今気がついた。

今日のまとめ

今回の企画、最終的に私がさかなクンに似ているかどうかはともかく、自分の中ではやりきった感がある。少なくともさかなクンと私の距離は明らかに縮まった。例えそれが一方的な歩み寄りであったとしても。

ただ、さかなクンとの距離は縮まったとしても、もっと大切ななにかとの距離が広まってしまった気がする。しかし、悔いはない。


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