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ちしきの金曜日
 
ジャッキー、もし歌舞伎町で闘わば
こういう風景も読み終える頃には別物に‥。


先日、ジャッキー・チェンが新宿歌舞伎町で新作映画の撮影を行ったのだとか。新作タイトルは「新宿事件」。その名の通り、新宿を舞台にした移民の話という。その話を聞いて以来、日々歌舞伎町で飲み歩くJC世代なら「もしここでジャッキーが闘えば?」「ここにジャッキーが落ちてきたら‥」と妄想が膨らみっぱなしのハズ!

ということで、知人のジャッキー&香港映画通2名を連れて、新宿歌舞伎町周辺でジャッキーに闘って欲しい&アクションスポットを妄想ロケハンしてきました。

なお、頭の中であなたのイメージするジャッキー・ミュージックをリフレインしながら読むと情景が浮かびやすいと思います。例えばこの辺

大坪ケムタ



ジャッキー初新宿の地を訪ねる

今回ツアーコンダクターというか妄想同行人はこのお二人。左が『霊幻道士』『少林寺三十六房』など香港映画をモチーフにしたデザインも発売しているTシャツブランド・ハードコアチョコレートのMUNE社長と、右がアクション映画関連の書籍にも執筆されているカンフー映画マニアの伊東かんふーさん。伊東さんはmixiの「[dir]ジャッキー・チェン」コミュニティも管理されており、これ以上心強い味方はナシ!


写真を撮ると自然とポーズが。

「日本好き」として知られるジャッキーですが、伊東さんによると漫画『シティーハンター』実写版('93)で主役を務めたり、『キャノンボール』('91)では日本人役だったりしてる割には、実は日本での撮影というのはごくわずかだとか。

「仙台ロケの『デッドヒート』('95)なんかもありますけど、東京はほとんどないんです。これまで新宿で唯一撮影してるのが『大福星』('85)のオープニングですね」(伊東)

ということで、復習兼新宿での聖地参拝ということでまずは都営新宿線の新宿駅へ。


85年にはこんなマーク無かったけども。

伊東「駅のホームから階段を昇って、
ここから駅の外に出て行くんです」

ちなみに後日、伊東さんから借りた『大福星』のオープニングを見てみると、


ちゃんと「新宿駅」と表記&緑の地下鉄。
見にくいですが、上と同じ階段です。

たしかに!この時以来、実に22年ぶりになるであろうジャッキーの新宿ロケ。ぜひ活躍してほしい場所を探しに、いざ歌舞伎町へ!撮影は終わってるのはさておいて。

 

ここかしこにジャッキームーヴが見えてくる

同地へ向かう途中にも既に「ジャッキー脳」な我々、こういう路地ならこういう使い方、撮り方をするのでは?と話が弾む。特に「細い路地」というのはジャッキー映画ならずとも、アクション映画の定番なわけで。


たとえば新宿西口の「思い出横町」
駆け抜けがいのある路地&昇りがいのある電柱

新宿の雰囲気ある飲み屋街といえば「ゴールデン街」があげられるけれど、通称「しょんべん横町」とも呼ばれるココの猥雑さの方が香港映画にハマりそう。

「ここの十字路とかで絶対挟み撃ちに遭いますよね。あと上の電柱に昇って屋根で追いかけたりの立体構造が向いてる!」(MUNE)

それ以外にも、様々な食材が揃ったストリートだけに、食べ物を武器となったお笑い込みのバトルが展開しそう。むしろ「Mr.Boo!」的な。


こういう煮込みとか絶対ぶちまけられそう。
こういう変わった店の食材は武器になるはず。

さらにこの思い出横町から、新宿東口に出る地下道がなかなか絵になる場所。


抜けたら新宿一派手な場所なのに、このうらびれ感。

さらにこの思い出横町から、新宿東口に出る地下道がなかなか絵になる場所。圧迫感が緊張の度合いを高めそうな。

「挟み撃ちの最後は絶対ココだよね。追いつめられたジャッキーの前に、下っ端たちの奥からベニー・ユキーデみたいなボスキャラが登場してくる(笑)」(MUNE)

ああ、すごく絵が浮かぶ‥。ジャッキー映画の定番である追いかけっこ、地下鉄から都庁までの高低差もあるだけに新宿で見れたら相当スゴそうだ!

さて、この地下道を抜けると『笑っていいとも!』の収録が行われていることで知られる新宿アルタ前。現在この周辺には工事中のボードがいたるところにあるんですが、伊東さん曰く「工事現場もジャッキーのアクションの定番」ということで、


「夏川純の顔を破って飛び出してきそう」(伊東)

ああ、スローモーション&3つくらいのカメラで角度を変えて飛び出してくるジャッキーが見えてくるよ!

‥そう見えて来た人は次のページをどうぞ。


 

 
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