意外なものの形式名が判明

この日はデイリーポータルの企画会議があったので、いろいろな形式名を探しながらゆっくり向かうことにしました。

まず目についたのは歩道に立っている街灯。でもまさかそんな記載ないよな、と思って裏に回ってみると、何とバッチリ表示されていました！しかもランプと安定器と先端の形式が別々に。

毎日通ってる場所なのに、そういえば街灯の形なんて気にして見たことありませんでした。SHH258116DAのキノコっぽい立ち姿もかわいらしいけど、僕としてはSHA25101TSの角ばったフォルムが好みだな、などと考えながら歩いていたら、小さな足元灯にも形式名を発見！

どうも電気が通っているものにしか形式名はついてないのかも知れません。それなら、そういったものだけを重点的に探してみることにしましょう。

てくてく歩いて駅の近くまで来ると、自転車置場がありました。あ、あそこには料金精算機がある！

下のほうの隅っこに見つけましたが、「会社形式」というのはいまいち意味が分かりません。でも毎日利用者から黙々と100円を徴収し続けているコイツの名前は「EL2598L」だということが判明。

また、周辺を見回すとほかにも形式名がついてそうなものがゴロゴロしています。

最近めっきり少なくなった公衆電話。調べてみるとこのDMC-8Aは最新型の公衆電話らしいです。というか、そういえば改めて考えてみると公衆電話も徐々にモデルチェンジしてるんですね。「やっぱりICT-2AOが最高」とか「MC-1PNは名機だった」なんていう公衆電話マニアの方もいらっしゃるのでしょうか。

駅に着くと、そこには券売機と自動改札が。でも、どちらも表立ってメーカー名や機種名は表記されていませんでした。券売機はきっと裏側に書いてあるんだと思いますが、ちょっと事務所に入れて見せてもらえませんかねえ。

自動改札は念入りに調べたりすると、ピンポン鳴って駅員を呼ばれそうなのでスルーしました。

駅構内で気になったのはドリンクの自動販売機。ほとんど同じ形式だと思いますが、よく見ると横幅が少し違います。それが形式名にどのような違いで現れているのか…！

なんだか非常にややこしい形式名。でも通は余計な部分をそぎ落として「S5L」「S6L」などとサラリと言ってのけたいところです。

ここから電車に乗って企画会議の場所に向かいます。電車内では車両の番号以外にめぼしい形式名は見つけられませんでした。

会議室には一番乗りだったので、皆さんが到着するまでに部屋中のものを調べました。

楽しい

会議中も「橋田さんがTD-1Hを使って注文してる」とか「林さんが図を書いて説明してるペンはWBMAR-12Lだ」などと気になって、あまり内容が身に入りませんでした。

僕も形式名をつけたい。メーカーの開発部門という、ごく限られた人にしか許されないその権限。でも形式名が表記されていないものに勝手につけて、開発者を気取ることならできるかも知れません。

ワケの分からない番号がたくさん出てきてもうお腹いっぱいだと思いますが、もう少しだけお付き合いください。