卒制じゃない
できあがったものを見て、私は思った。これが戦う者のTシャツだろうか。
初めて自己流で洋服のリフォームしたらまず皆こういうものを作りがち、そんなテイストの作品ができあがった。卒業制作っぽくもある。ほんの少しだけ泣きそうである。
そうだ、服は着てこそ価値がある。着てみようではないか。
そうだ、もっと西らしいことをしなくては。
おわかりだろう。つらい減量に耐えられず屋台のうどん屋で腹を満たしてしまったマンモス西へのオマージュだ。 「戦う者」のTシャツ、のはずが、「挫折した者」で終わってしまった。
それにしてもなにがいけなかったんだろう。白すぎるほどのシャツの色か。それとも生まれついての高貴なたたずまいか。
サイズもあっていない。切り込みも深すぎて、今見たらピーターパンのようだ。よくあるギャルっぽい「裾切りっぱなしのカットソー」作ってりゃよかった。
それにしても、たぬきうどんのおいしい季節になりましたね。西のように、減量も一苦労です。