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チャレンジの日曜日
 
上海ハニーの日本語が変だ
その微妙な文字にむしろグッとくる


 上海といえば、思いつくのはオレンジレンジがブレイクしたきっかけとなった曲「上海ハニー」。「上海」で「ハニー」といえば、日本人がときどき引っかかって話題となる「ハニートラップ」。

 日本人が多く集まる上海のあるエリアでは、日本人男性を誘惑する「マッサージ」の文字があちらこちらで見かけることができる。でもマッサージの字はどの店も誤植ばかり。まともな「マッサージ」表記のほうが少ないくらいだ。

 「上海ハニーの日本語が変だ」とは、すなわち「上海のハニートラップのマッサージ屋の日本語が変だ」ということでございます。

ライスマウンテン

「マッサージ」そんなに難しい文字ですか?

 中国の怪しげなマッサージ屋。中国の日本大使館・領事館のホームページで「そういった店にいかないでください!」と書いてあるのをみたことがあるが、それほどまでに行っている人は多いのだろう。上海の日本人在住エリアでも、そこかしこにマッサージの文字が。すげー。

 ハニートラップにはまってしまう男性諸氏の入店目的とは異なり、僕の目的は異常なまでに正答率の低いマッサージの文字だ。はたから見て、店の看板を見てニヤついたり、「おっ、すげー!」とかひとり言ったり、握りこぶしを作ったり、カメラを向けたりするその姿はきっとハニートラップにハマる人よりも怪しい人だったに違いない。

 そんなわけで日本人駐在員エリアを中心に、ひとり足を使って集めたマッサージの看板を紹介したい。

 

1.「マツサージ」

 まずは一番オーソドックスなマッサージの「ッ」の字が「ツ」に変わっているパターンだ。「一番オーソドックスなパターン」というのだからこの後は、ぶっ飛んだパターンが来るのはお約束。



 英語もときどきスペルミスがあるから注意されたし。中国語の下に英語よりも日本語が多いというのは、やはりハニートラップにひっかかるのは日本人が多いのでしょうか、とふと疑問に思った。同じアジア人だしね、ひっかかるよね、そういうもんだ。きっと。でもひっかかっちゃだめだよ。


「マツサージ」系誤植がずらり

 

2.「マッサーヅ」

 次に多かったのが「シ」と「ツ」の区別ができてないパターンだ。ひょうきん族よりも全員集合派だった僕は「マッサーヅ」と聞くと、老人に扮する志村けんを想像してやまない。うそだ、志村けんのほかに吉幾三の「おら東京さいくだ」も思い出した。


「気持ちい〜い」なんて表現を見たのは、自販機の「あったか〜い」以来だ。

一番下の最後の「ジ」の字は、筆跡研究家でなくとも悩んで書いたと判断できよう

 

 
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