上の写真でもおわかりのとおり、板ごとに木目の出方は違う。燃え上がる炎のようだったり、サイケデリックなモアレ様だったり。天井板として1つの部屋、例えば8畳=4坪の部屋に張るのには当然、4坪分同じような木目の出方の板を揃えなければならないので、実際には板はその4倍くらいは確保していなければならない。
昔、「ふとん海水浴」という子供向けの絵本を読んだことがある。おしおきとして押入れに閉じ込められた子供が、無聊を慰めるために想像力を駆使して布団の中で泳いだり、壁板の木の模様をトンネルと見立ててその中に入っていったりする。
この天然木の木目も、この奥に道が続いているように見えなくもないが、単に林の中を分け入って・・・などというレベルでなく、まるでタイムマシンの通る道のようだ。そんなの通ったことないけど。時空を超えてどこか遠いところに連れていかれそうだ。それくらい激しい生長のあとである。
ぐっとくる設備あれこれ
私はこういうふだん見ることのできない興味深いところに来ると、本筋とは離れた箇所もまた気になってしょうがない。誰しもそうか。
その中からぜひに伝えたいと思ったものをここに紹介しておきますので、社会科見学の空気を共有しましょう。 |