デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ちしきの金曜日
 
熊本で美少年を探す

加藤清正の像と熊本城

 

熊本市内で美少年探し

熊本市内にやって来た。
熊本には、阿蘇周辺の温泉には3、4回訪れたことがあったが、市内に来たのはまだ2回目。
まずは熊本市内にて、美少年探しを始めたい。


熊本のアーケード街

が、いきなり結論から言おう。
「美少年」と名の付くものはどこにも見つけられなかった…!

「美」の字もない。
いや、それはあった。美容室とか。
しかし美少年という文字は残念ながらどこにも見つけることはできなかった。

 

熊本ラーメン

で、なにげなく熊本ラーメンを食べたのだ。
熊本は「ラーメン城下町」というテーマパークがあるなど、ラーメンが盛んなところだ。


熊本ラーメン

私が宿泊したホテルの人にどこが美味しいのか聞いてみたところ、ラーメンマップなるものを渡され、それの一番目に書いてあった「桂花」という店に入った。これが猛烈にうまかった。

特徴は焦がしニンニク。
これが独特の味わいをもたらしていて
「阿蘇山だ!」
と私は思った。阿蘇山の噴火で黒焦げになったニンニクをそのままスープに入れましたみたいな、そんな印象。これは熊本らしいラーメンだ。

スープはとんこつ。博多ラーメンに代表されるように、九州のラーメンはすべてとんこつスープ。例外がない。

そして麺が太い。博多ラーメン(長崎もそうだが)は素麺のように細い麺が特徴だが、熊本ラーメンは麺が太い。これが焦しニンニクの効いたスープとよく相まって、実にうまい!


うまかった!

桂花本店 (東京にも支店がある)

桂花の横はテニスクラブ。

でもどう見ても食べ物屋にしか見えなくて、私を混乱させた。

すっかり熊本ラーメンにハマってしまった私は、
その後もひたすらラーメンばかり食べ続けた。

だんだん記事としての方向性が揺らぎ出しているが、もちろん、美少年のことを忘れていたわけではない。どこかに美少年が無いか目を光らせながらラーメンを食べていた。


「こだいこ」ののりラーメン

こちらは焼ニンニクが後からトッピングとして好きなだけ投入できるようになっている。


トッピングとして用意されている焼ニンニク

スープは「あっさり」と「こってり」が選べるようになっていたので、あっさりをチョイスした。たしかにあっさりだが、あっさりの中にも奥行きが感じられるスープだった。


うめー!

それからさらに、
「黒亭というラーメン屋がおいしいよ」
という情報を知り合いから聞いてしまったので、それも路面電車に乗って食べに向った。


熊本の路面電車はこのカラーリングが多い
電停。ずいぶんあっさりしていている。
ラーメン屋を目指して電車に乗っていたら
繁華街とはだいぶ違う雰囲気のところまで来てしまった

目的のラーメン屋を見つけた

美少年を捜し求めるふりをしつつ熊本ラーメンを食べる。

こちらもとんこつスープに焦しニンニク、太麺という熊本ラーメンのオーソドックスなスタイル。それと青ネギとキクラゲが入るというのも熊本ラーメン共通のスタイルのようだ。


なるほどうまい!

というわけで、熊本市内ではラーメンはたくさん食べたが美少年はひとつも見つけられなかったのだ。


清正公のオブジェ (市役所前にて)

 

馬刺しも食べたよ

そういえば、定番の馬刺しも食べた。
居酒屋に入ったのは、「美少年」というお酒を飲もうと思ったからだ。が、なんとメニューになかった。

ぬぬーん。
ひょっとして熊本市内は美少年圏外なのかもしれない。


美少年を探してビール飲む

ということで、翌日は私が今回の疑問を持つきっかけとなった場所・植木へと向うことにした。


 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.