ご覧のとおり、虫カゴを持参したとはいえ、「持ち帰り」はしない。捕まえて、時にカゴに入れ鑑賞し、すぐに森にリリース。つまり、そこに虫がいるのを確認する旅なんですな。「ああ、ここに今年もいる、よかった」と。でもやはり年々少なくなっているのは明らかだという。
やっぱり、生き物は本来いるべきところにいるのが一番生き生きして輝いて見えるのだと思った。
そう考えると、虫嫌いだった私も、森の中ならクモやムカデもどーんと受け止められる気がしてくる。
家でクモを見ても、これからは見方が変わるかもしれない。「あんたは本来ここにいるべきじゃないんだ」って今度言ってやろう。 |