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ロマンの木曜日
 
カニトリーナ3本勝負!

三本目:カニ釣り

カニトリーナ3本勝負の最終戦は、もちろんカニだ。カニをとらずしてカニトリーナを語ることはできまい。

大潮の干潮を狙って、カニがたくさんいる海へとやってきた。


この岩場にカニがたくさんいるのだ。

 

カニとり開始

ザリガニ、魚と好調につかまえてきたカニトリーナ、本来の獲物であるカニであれば余裕でつかまえられることだろう。エサも生田名人推薦の生イカを持ってきた。

今日の目標は生田名人の大記録、「5時間で1000匹」を越えることだ。数えるのが大変そうだが。


カニトリーナでカニとりたいな。

 

しかし問題発生

足下の岩場を探すと、カニはすぐに見つかった。岩と岩の間にたくさんいる。


カニ。

カニの目の前にエサを落とすと、カニはハサミを伸ばして襲いかかってくる。


よし、これなら余裕だ。

糸を少しずつ引っ張ってカニをおびき寄せ、カニトリーナでパシッと挟もうとしたその時、問題が発生した。

カニトリーナが岩の隙間に入らないのだ。


だめだこりゃ。


この場所はカニトリーナに向いていない

この場所は、岩がぎっちりと並べられており、カニはそのわずかな隙間に身を隠している。そのため、こぶし大のスペースを必要とするカニトリーナが役に立たないのだ。

その上、ここのカニはあまりイカが好きではないらしく、掴んでも引っ張るとすぐに放してしまうので、カニがカニトリーナの射程距離に入ってこない。


カニはいくらでもいるんだけれど、この隙間から出てきてくれない。 こういう広いところにはカニがいないし。

どうやらカニトリーナは万能という訳ではなく、使いやすい場所と使いにくい場所があるようだ。

残念ながら、ここみたいに岩の隙間が狭く深いような場所には向いていない。

とはいっても、一匹くらいつかまえないと開発者の生田名人に申し訳ないと、1時間ばかりカニを追いかけ回したのだが…


飽きた。

 

もう手づかみでいいか

生田名人、ごめんなさい。頑張ったけれど無理でした。

だがしかし、わざわざ海まで来てカニの一匹もとれないとあっては末代までの恥。

カニトリーナは置いておいて、革の手袋をして手づかみでカニをとることにした。


ごめんよ、カニトリーナ。

やはり慣れない道具よりも手づかみのほうが性に合っているようで、カニはあっさりつかまえられた。


余裕でカニゲット。カニ、かっこいい。

どうにかカニはつかまえられたけれど、今回はカニトリーナ3本勝負なので、手づかみは明らかなルール違反。よってこの勝負は私の反則負け。

試合に負けて勝負に勝ったというところか。カニ相手に。

カニトリーナ3本勝負、二勝一敗でした。

やっぱり悔しいので再試合してきた

カニ相手に負けたままでは悔しいので、日を改めて生田名人のホームグラウンドである城南島海浜公園にいってきた。

ここのカニは非常にアグレッシブで、イカに対しての反応がすこぶるよく、簡単にカニを捕まえることができた。最初からここにくればよかった。カニとり、とれればすごい楽しい。

この夏はカニトリーナでキマリだ。

ありがとう、生田名人。今度どこかで会いましょう。

参考サイト ■カニトリーナ  ■カニ釣りおじさん奮戦記


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