デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


はっけんの水曜日
 
撮影会に行ってきた

開会式のあと、いよいよ撮影会の始まりです。

各コースに分かれます

撮影会はモデル撮影コースとネイチャー撮影コースに分かれて行われた。僕は午前はモデルコースを、午後はネイチャーコースを選択。ずっとモデルコースでもいいなあとか思ったが、取材なので。

モデル撮影コースの先生。
細かい設定まで教えてくれます。
先生のアドバイスを受けて受講者も撮る
モデル撮影コースではまずはじめに先生がレンズの選び方、構図、感度、シャッター速度など、基本的なことを教えてくれる。しかし僕が見たところ、今回参加している人たちはみなさんかなりキャリアの長そうな方々で、先生の言葉もそこそこに自分で機材を選択し、早々にレンズをモデルさんに向けていた。
撮ってその場でアドバイスを受けられるのはデジタルのメリット。

実際に撮影を行いながら、先生にモデルさんのきれいな撮り方を教えてもらった。ゲットしたポイントをいくつかお教えしよう。

  • 光のあたり方を見極める
    (日差しが強い場合は逆行気味で撮ったほうが顔がきれいに写る)
  • 構図は碇石を崩して大胆に
    (人物撮影の基本は中望遠なのだが、最近は広角で撮るのが流行り)
  • モデルさんにがんがん話しかけよう
    (表情を和ませるため)

どれも特別なことではないが、実際やってみると難しい。特にモデルさんになんて何を話しかけていいのかわからない。

モデルさんの小さなしぐさにシャッターの雨が降り注ぐ。
地面べた付き。我を忘れて撮影する。

 

レフ板担当のアシスタントさん。

すごいぞレフ板

当日は梅雨明け直後の強烈な日差しの一日だったため、モデルさんに直接日光が当たると顔に影ができてしまう。これをうまく緩和させるのがレフ板だ。しかしレフ板って一般人にはなかなかなじみがないだろう。

今回は先生のスタジオのアシスタントさん(プロ)がレフを担当していたので、無理をいっていろいろお願いした。

影、付きすぎ。

僕の顔でレフの効果を説明しよう。ええ、モデルでやれよ、というのはごもっともな意見だと思いますよ、できれば僕もそうしたい。だけど今回はモデルさんの事務所から「モデルの顔は掲載NG」と言われているので許してください。それにしてもきれいなモデルさんでした。

ではレフ板の効果です。まずレフ無しの場合。僕は額の出っ張った原人系の骨格なので、直射日光を受けると目が完全に影になってしまう。いくら笑顔を作っても悪いことして捕まった人の顔にしか見えない。そこをレフでどうにかするわけだ。

ずいぶん明るい印象にはなった。
「白レフ入ってますから」

上は白色のレフ板で顔に斜め下から光をあててもらった写真。かなり顔が明るく写っているが、まだ目の下が若干暗い。しかしレフ無しに比べると懲役刑から執行猶予中くらいまでイメージはアップしている。

下は銀色のレフ板で同じように斜め下から光をあててもらった写真。銀色のレフは非常に強力なので目の周りの影はほぼ消すことができる。表情が微妙なのはまぶしくて目を開けていられなかったからだ。モデルさんは終始涼しげな表情で写真に収まっていたが、実はこんなにまぶしかったのだ。


影は消えるがまぶしくてくしゃみが出る。
「銀レフ入ってますから」
撮影中に茂みにはまる人。それでもシャッターを切り続けていた。

午前のモデル撮影コースは2人のモデルさんをだいたい20〜30人で囲んで撮った。はじめはぎこちなかった参加者たちも、時間が経つにつれモデルさんに注文をつけたりしだす。僕も思いっきり自分趣味のポーズを取ってもらい撮影したりしたのだが、もちろんここでは掲載できない。

こうして撮った写真をあとで見てみると、ちゃんと「それらしい」写真が撮れているのだ。まあ、よい機材できれいなモデルさんを撮るのだから、誰でもうまくなったように思えるのだろう。撮影会マジックだと思った。


 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.