お母さんだらけ
どうだろう?お母さんがいるように見えるだろうか?見えるだろう。見えないだろうか。見える人には見える、心のきれいな人にだけ見えるお母さんかもしれない。この日自由が丘は完全にお母さんの街と化していた。
しかし自由が丘はもともと婦人服店や雑貨店などが多く、お母さん感のある町だ。他の町だったらどうだったろう。 実はそろそろ輪ゴムを置くのも飽きてきたのだが、そんな気持ちをぐっとこらえながら、ここはクレープだ。
自由が丘を離れて
お母さん、僕たちはお母さんをたくさん見つけました。植木、飲食店のメニュー、おやつの中。変な場所ばっかりだけど、どれもひとつひとつ、ちゃんと僕たちにお母さんを思い出させてくれました。それはさておきお母さん、僕はこの自由が丘という街に飽きてきました。もっと自然の中で、野生のお母さんを探してみたくなりました。さっそく僕たちは電車に乗って、等々力に向かいます。自由が丘から3駅離れた等々力駅に。まだまだお母さんを探すつもりで。