途中からどのカットを見ても犬が写っていた。
教会の近くに駐車スペースがあるかわからなかったので、最初、車を路上に停めて歩いて様子を見に行った。
駐車スペースがあることを確認し、戻ってみると黒い犬が私の車の周りをぐるぐる偵察していた。
犬はあくまでもフレンドリーな姿勢を貫き、尻尾はびゅんびゅん振るし一言も吠えないのだが、ある意味どんな番犬よりも 番犬としての威力を発揮すると思った。
とにかくどこまでもついて来るのだ。
娘が一緒だったのだが、車から降りると犬が迫ってくるので、結局娘はずっと車の中にいた。犬が大きくて動きが俊敏なのがちょっと恐かったようだ。でも遠くから見てる分には楽しいみたいで、ウロチョロする様子を喜んで見ていた。
教会の素晴らしさをちゃんと伝えられているか不安だが、次は市中心部にあって観光のメッカでもある大浦天主堂へと向います。
名犬
私が車を出発させても、犬は名残惜しいようにしばらくついて来て並走していた。それは映画の一場面みたいだった。 さようならジョリィ。