現場で学ぶ
ということで、めぐりあい事務局の大神(おおがみ)さんにお願いし、実際の出会いパーティーの様子を見学させて頂くことになった。今回見学させて頂いたのは、年齢を35歳以上に限定した4対4の比較的小規模なパーティー。
12人ほどで満席になるくらいの小さなお店に参加者が8名。それに普通のお客さんも4、5名来ていたため座る場所が無く、私と大神さんはカウンターの内側に座らせてもらうことになった。
ポイントその1:プロフィールシート
会場に着いて、まだ落ち着かない参加者たちが最初に行うのは、プロフィールシートへの記入である。
などを記入する欄がある。
このシートを隣に座った人と交換することで、会話のきっかけにしようというものだ。
プロフィールシートの効果で、初対面同士でもスムーズに会話がスタートしていた。うむ、超参考になる。
それと参加された女性陣が予想以上に美人だったのが驚いた。私も出会いとか関係なく、普通に参加したいとか思った。
ポイントその2:席替え
30分ほど経過したところで、席替えをした。
など、いろいろ要素を考慮した結果、男性が1コずつ席を移動する方式をとることにした。
30分おきに計3回席替えを行い、全員が隣同士で喋れるようにした。全ての異性と一度は喋れるようにする、というのもポイントのひとつだという。
主催者であるお店のご主人とおかみさんが時々 「なるようになるんだから、面倒くさいこと考えんでよかよ。」 といった感じで、声をかける。 あまり考え過ぎると選びきれないから、ほどほどにくっ付いてしまえばなんとかなるもんさ、という人生の先輩からのさりげない応援メッセージ。これがまた、いい感じで参加者の固さを解きほぐしていた。
ポイントその3:カップリングカード
終了まで残り15分というところで、再びアイテムが登場する。
このカードに、各自気に入った相手の番号を書いてもらう。 これで番号が一致したらカップル成立、というわけだ。
なるほど。テレビでは「告白タイム」と称して男性が女性の前で告白する勇気が試されていたが、それだといかにもテレビ的で、実際にはわざとらしくてちょっとやりにくい。そこをスムーズにさりげなくカップリングするのがこの方式か。
結局、二組のカップルがこの場で誕生した。8人中2組ということは、実に5割の確率である。すごい。ほんとに雰囲気のいい飲み会という感じで、参加された方々がみな 「今日は来てみてよかった」 と、口々におっしゃっていた。
参加された方々の意見によると、35歳以上という年齢制限もよかったとのこと。やはりある程度年齢が近い方が会話が噛み合うし、余計な気を使ったりもしなくて済むのでやりやすいようだ。
む〜ん、ほんといろいろ参考になるなぁ。