以前見たテレビで、タモリさんが酒の肴として「ちくわの蒲焼」を紹介していた。ちくわをそれっぽく切って、タレをつけて蒲焼にしたもの。貧乏時代にそれを「うなぎの蒲焼だ〜」と言って食べていたそうである。
あれはいったいどんな味がするのだろう。以来、作ってみたく思っていた。
また、同じく魚からできた練り物なら、うなぎの蒲焼っぽくなるのではないだろうか。 そんなわけで、練り物を片っ端から「蒲焼いて」みることにした。 お金のない日にうなぎが食べたくなっても、もうこれで大丈夫だ!
(乙幡 啓子)
練り物しばりじゃなかったのか
スーパーで、いわゆる「練り物」の棚をあさり、以下の食材を調達してきた。順に見ていこう。
練り物というのは、魚肉に何の種類の魚を使っているかでバリエーションはあるものの、原材料に大きな違いはないようだ。
すみません、しらっと小麦粉モノを混ぜていました。そう、ちくわぶと平打ちうどん。
「細長きゃいいだろ」という、厳格な判断のもと、選定した食材である。
さて、テレビの記憶を頼りに、ちくわなどを「さばいて」いこう。うちのは全部 活きがいいよ!
全部を背開きにして、いよいよタレつけて蒲焼である。いったいこれに背があるのか、という問題はこの際どうでもいい。
くどいようだが、うなぎの代わりになるものがあれば!だって買って帰っても高いんですもの、うなぎ!