ゴムの扱いに難儀する
締め切り前で焦っていたが、事前に頭に描いた設計があるのですんなり行くと思っていた。
まずは風船を用意する。
いまいち風船が小さかったせいか、思うように楽器を包み込めず、よって1音階ごとに風船チューブをとりつけることにした。これがめんどくさいこと極まりない。
そこで、どこから出てきたか知らないが、ビニールの細いチューブを代わりにあてがうことにした。
さて最後はアレとの接合であるが、
この点を見計らって試行錯誤するうち、ベストなポイントを見つけた。
この「ドレミホイッスル」は、あまりに音が出なくて、これはまあ失敗に終わった。だが大丈夫、あと2つある。人類の幸せのために、ここで私ががんばらないと。
そして、「秘密裏に仕込む」べきクッションの立場をいっさい無視したプロダクトが、次々と出来上がっていったのだった。
完成だ。
完成したからには、すぐに成果を試したい。座った人からどんな反応が帰ってくるか、いますぐ見たい。たとえ真夜中でも。