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ひらめきの月曜日
 
餅は果たして万能か


餅は正月が過ぎても安売りしてくれません
私は餅を正月にしか食べない。というわけで、今年の私の餅シーズンは終了してしまった。さようなら餅。また来年の正月に会おう。

…とは言うものの、果たしてそれでいいんだろうか。餅は腹持ちもいいし、保存状態さえ良ければ手軽にいつでも食べられるというのに、この態度はどうだろう。

考えてみれば、餅はコメの仲間だ。ごはん好きとして、この問題は見過ごすことができないように思う。なのに正月以外に食べようと思わないのは、食べ方のバリエーションに問題があるのかもしれない。

というわけで、あれやこれや食べ方を工夫してみることにしました。

高瀬 克子



脱、オーソドックス

餅の食べ方といえば、磯辺巻き、きなこ餅、お雑煮…といったところが定番な気がしますが、異論はありますでしょうか(いや、あってもここは先に進ませてください)。
あと、納豆や大根おろしを絡めてもおいしいですねぇ。

ちなみに実家のお雑煮は、鶏と昆布でダシを取った醤油のつゆに、大根にんじんレンコンごぼうタケノコ鶏肉セリ等が大量にドドーンと入った具だくさんなもので、餅は下の方に入っているのみ。完全に脇役扱い。

結局、この正月に私が食べた餅は、これだけであった。


餅は底の辺りに深く沈んでおります

昔はこんなもんじゃなかった。もっとたくさん餅を食べていた。すぐ食べられるようにと調味済みの“きなこ”や“あんこ”が台所に常備されていたし、餅もたくさん用意してあった。しかし、今はない。

なぜこんなに餅から離れてしまったのだろう。ちなみに餅のカロリーは100g当たり235kcalだ。白米が178kcalなことを考えると、うちの両親もカロリーを気にしているということだろうか。

でも、なんだかそれも寂しい。先にも書いたが、餅はごはんの仲間なのだ。日本の誇る保存食なのだ。

ならば、こういう食べ方があってもいいのではないか…と取り出したのがこちら。


焼肉のたれのふりかけ。ニンニクたっぷり。
ふりかけにあるまじきイメージ。

ふりかけが、ごはんと仲が良いことは周知の事実。では、餅との相性はどんなもんなんだろう。

さっそく、茹でた餅にふりかけをまぶします。


どのくらいかければよいものか…
結局、裏表にたっぷりとまぶしました。

海苔で巻いたら出来上がり。
おお。おおおお。

…うむ。これはアリだ。なんの問題もない。

磯辺巻きにおける醤油がふりかけに代わっただけ、とも言えるが、なぜ今までこの組み合わせを考えつかなかったんだろう。うん、ちゃんとおいしい。ノーマルな“おかかふりかけ”なら、もっとピッタリかもしれない。

やっぱり餅って、ごはんの仲間だったんだなぁ、と改めて思わされた。コレが大丈夫なら、アレだってイケるに違いない…と白羽の矢を立てたのが、次の組み合わせ。


丼にごはんを盛った状態、と考えます
そこに、具をドバーと…

つゆだくの極致

はい。牛丼の具を乗せてみました。お雑煮を意識して、つゆをたっぷり入れてあります。じゃぶじゃぶです。

では、食べてみましょう。


つゆが餅にたっぷり絡みついて…
うまい!

お雑煮にだって肉が使われているし、これが合わないワケがない。ものすごくおいしい。しかし、これを何と呼べばいいのだろう。牛餅か? それとも、力うどんを真似て力牛か?(食べ物の名前に思えないので却下)

とりあえず、ドンブリ物でいえば他には親子丼なんかも合いそうだ。でも、カツ丼や天丼や鰻丼はどうだろう。

…えーと、なんとなく手を出さない方がいいような気がします。チャレンジして「おいしかった!」という方はご一報ください。新年早々、弱気ですみません。

 

洋モノはどうだ

これまでは和なタイプのものと一緒に食べてきたが、日本の食卓には、それでは収まりきらないものがある。

現に子どもが好きな食べ物にはカレーやハンバーグなど、洋風のメニューがずらっと並ぶ。ここに、餅の入り込む余地はないものだろうか。

そこで思い出したのが「おせちもいいけどカレーもね」というテレビCMだ。「おせち」の「せ」を「も」に替えて、さらに「いいけど」じゃなく「一緒に」にしてみよう。

そう「おもちと一緒にカレーもね」だ。カレーにはごはんが付き物なことだし、うまくいくんじゃなかろうか。

さっそく、やってみましょう。


カレーには、なんとなく焼いた餅が合う気がします

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