小さいころはお菓子の家にあこがれたものだ。だが本物の家をお菓子で建設するのは大変だ。湿気対策やらバリアフリーやら。坪あたり単価はいくらだ。
だがこれならば。本を参考に、糸を通すのに適したグミを選び、色や形を考えつつ配置を決めていく。あまりに中身のとろとろしたやつとか、やわらかすぎるやつとか、砂糖がまぶされすぎなのとかは適さない。限られた種類だけに、なかなか難しいぞ。
べとつくしちぎれるしで結構面倒だったのだが、まあまあ奮闘し、そしてできましたのがこちらの商品でございます。
色味がどうにも浮かれすぎで、渋い大人のアクセサリーには決してならないわけだが、どうでしょうか。パッと見、「お菓子っぽいビーズネックレス」に見えないでしょうか。ただの「お菓子を首にくくりつけたあぶないお姉さん」に見えるという話もある。
ということも可能なわけである。セントバーナード犬、いや、「幸福の王子」になったみたいだ。ひとり幸福王子。
「グミは宝石みたい」なんて夢のあるかわいい話から、とてつもなくびんぼ臭い話になってしまったが、皆さんもぜひ手作りして結婚式とかで試してみませんか。最後には列席者にふるまえるし、グミ。