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ひらめきの月曜日
 
おにぎりを上手に握りたい

どうしようもない

何度も握った。握っては食べた。そのたびにゴハンが崩れる。やはりおにぎりは、米の炊き方が肝心なのか。水分の足りないゴハンに、立派なおにぎりになる道は残されてないのか。

プロがやっていたように(店で様子を盗み見ていた)、4〜5回でギュギュッと握ってはみるのだが、ことごとく崩壊してしまう。


どうにもダメだ

こうなったら、プロのマネはヤメだ。とにかく、崩れないおにぎりを作りたい。たとえギュウギュウに握られて固くなろうとも、構うものか。

…と、力任せに何度も握ったものがコチラです。


ずいぶん小ぶりになりました

見た目は何やら可愛らしいが、力と執念が込められたおにぎりである。小さいだけあって、海苔がカバーする面積も広くなった。

…うむ。食べても、確かに崩れない。崩れはしないが、とにかく固い。非常にみっしりしている。


ゴハン粒が潰れてしまっております
ちなみにこちら、前ページで食べたプロのおにぎり

一目瞭然とは、このことだろう。プロのおにぎりの、なんと美しいことよ。見ただけで「口に入れたらパラリとほぐれるんだろうな」と思わせるほど米粒が整然としている。

とにかく、おにぎりを上手に握れるようになるには「まずは米の水加減が大事」という、握り方以前の問題にブチ当たってしまった。

問題は、このような状態のゴハンを3合も炊いてしまったことだ。さて、どうしようか。


プチおにぎりを作ってみた

ひとくちサイズのおにぎりを、果たして「おにぎり」と呼ぶのかどうか分からないが、これなら崩壊しても大丈夫だ。なんたって、バラバラになるのは口の中だもの。

おにぎり1個分のゴハンで、これだけのプチおにぎりが出来きました


おお、こうやって見ればカワイイじゃないか

ギュウギュウ握らずに優しく作ったせいもあって、これはおいしかった。ポイッと口に入れられる気軽さもいい。

さて、ゴハンはまだ残っている。


山盛りゴハンを握ってみよう
つくづく、手が大きくて良かった

ヤケクソのように、大きなおにぎりを握った。このまま食べたら崩壊することは分かり切っているので、握ったら即座にラップを巻く。

あ、その前に、海苔でちょっと遊んでみました。


Zくんにヒゲが生えました
たぶん小西真奈美の顔って、これくらいの大きさだと思う

上手になりたい

おにぎりは、とにかくゴハンがしっかりしていなければ駄目なのだ、ということがよーくお分かりいただけたと思う。「プロってすごい!」という結論になってしまったが、たぶん、お母さんというのはみんなプロなんじゃないかと思う。その家のおにぎりのプロ。

私はお母さんにはなれないが、せめて自分のためだけにでも、上手に握れるようになりたいと思った。

人は、ダメなものを見て「ああはならないようにしよう」と思うものだが、今回その「ああ」になった自覚がある。せめて、反面教師として役立ててもらえれば幸いである。

とにかく、米を炊く時の水は慎重に測りたいと思います。

残りは明日の弁当だ

 

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