どのあたりですれ違うか
時刻表の上では同じ時刻に出発するはずだったが、僕の乗った内回りの方が、約3秒弱出発が遅かった。
たしかに、駅の時刻表には秒単位の表示はない。
一周後、再び新大久保に戻る際には、その3秒の差を引いて計算しよう。
ところで、このように同時に電車に乗り込むと、山手線では必ずどこかで一度すれ違うことになる。
どのあたりですれ違うのかも、非常に興味深いところである。
さらに、外回り内回りのどちらが早いかを実験途中に予測するにも参考になると思い、すれ違う場所も調べることにした。
山手線は一周に29駅ある。
新大久保から駅を外回りと内回りで追ってゆくと、それぞれ15番目の駅である、神田駅と東京駅の間ですれ違う計算になるが、駅と駅の間の距離はそれぞれ違うので、そううまくはゆかないだろう。
また山手線を円に見立てて、すぱっと半分にすると、だいたい新橋駅と有楽町駅の間くらいが、新大久保駅から半分の距離になりそうだ。
このあたりをすれ違いポイントと予測して、調査に挑んだ。 |