ザリガニから冬芽ちゃんへ
山内さんに連れられて、まず最初に訪れたスポットが駒場東大前駅近くの駒場野公園。
目黒の区立公園で、区画ごとに種類のそろった木を植え整備するのではなく、木々が自然の雑木林のように育てられている。
その中にある駒場野公園自然観察舎におじゃました。いろいろな樹木の枝が展示してあり、いつでも本物の冬芽ちゃんに触れ合える。さらに開館時ならいつでも担当の方に、園内の自然のことが聞けるのだ。
そもそも山内さんはこの観察舎で別のことを調べていたとき偶然さきほどの本「ふゆめがっしょうだん」を見つけたのだそうだ。
「別のことって、もともと何を調べてたんですか」
「いやー、ザリガニ釣りたいなーと思ってて。ここ、そういうこともできるってちょっと聞いたから」
ザリガニへの興味が植物の枝への興味に結びつくって、それは奇跡か。
(なお、現在ザリガニは釣れません。あしからず。)
さて、ではいよいよ冬芽の観察に移っていきまっしょい。駒場野公園を徘徊し、(許可をもらって普段は入れない雑木林内にも入れてもらったぞ)顔を集めました。 |