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チャレンジの日曜日
 
金玉ビルに行く

舞台は北京


 伝統的な中国人には金(金製品)や玉(玉器。ヒスイなど)が人気だ。田舎にいけばいくほど腕時計はキンキラキン、日本では「それって駅構内で1000円で売られているやつ?」って思えるくらいのキンキラキン度だ。金や玉は中国の生活においては欠かせぬ癒しアイテムなのだ。

 そんな金や玉の文字を使った建物は中国には数多くある。ふたつの文字を連ねた金玉ビルというビルもある。金玉のなかの金玉、キングオブ金玉であろう、北京の著名な金玉ビルを訪ねてみた。

 ほら、金正日総書記の夫人の1人も金玉(キムオク)さんだし。

 ・・・

 え、なんて読むって?中国の固有名詞だから、音読みで「キンギョク」でしょう?…ってことにさせてよ、させてね、させてくださいよ。

ライスマウンテン

中国は金玉のメッカか

 今は国境なきインターネットの時代。だから中国は金玉のメッカなのか、その答えをインターネットに問うてみた。Googleで日本語と中国大陸で使われる中国語簡体字で「金玉」をキーワードに検索をかけてみた。するとその結果がこれだ。


金玉勝負では、検索ワード数で中国の圧倒的な勝利だ。日本残念ッ!

 69万 VS 191万で、ネット上において中国のほうが、日本より金玉の言葉が2.7倍飛び交っていることが分かった。さすが金玉大国中国だ。

 中国語の結果で多かったのは「金玉大酒店」「金玉大飯店」などのレストランやホテル系の店で、中国の各地様々なところにあるようだ。金玉は日本でいうところの「ホテルニューなんとか」のようなよく使われる名前なのだ。

 そんな中国全国津々浦々にある金玉の名のついた建物の頂点にたつ建物が北京にあるようだ。検索結果で最も前のほうにたくさん表示されたからという理由なのだが、とりあえず北京のそのビルを見にいった。


どーん!

これが北京にあるキングオブ金玉ビルだ!

…といっても証拠不十分だから別角度から撮ってみます。


ビル入口

ビル屋上

 漢字名が北京金玉大厦、英語名はBEIJING JIN YU PLAZAだ。これで正面から見ても、天を仰いでも金玉ビルであることが証明された。

 首都北京にあって、かつ建物が大きいだけが、キングオブ金玉ビルの理由ではない。


ホテルに詳しい人なら、おや?と思うロゴが…

マリオット(Marriott)!!

  マリオットホテルというのは世界各地で展開するアメリカの高級ホテルチェーン。上記サイトでこのホテルの名前を調べてみると「北京マリオット・ホテル・ウエスト」という名前だった。北京ゴールデンボールホテルじゃまずいよな。

 実は冷静に紹介しているようだが、事前に調べず、住所だけ調べてたどり着いて、マリオットのビルとしってたじろいだのだった。天下のマリオットは貧乏人が泊まるわけにもいかぬ。

 他には高級そうな中華料理店に、スポーツクラブ。どれも飛び入りは厳しい。

うーん、どうしよう。。。


SUBWAY…これだ!


 看板でSUBWAYの広告を発見。恐らく金玉ビルの中にあるのだろう。よし、ここで食べて、金玉ビル制覇といこう。


キンキンの回転ドアからGo!


 

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