精巧なフィギュアなどをはじめ、世間ではリアルな立体造形がブームだが、
今日は時代に逆行するぬいぐるみをじっくりと観察してみました。
似ていない理由について、意外な発見が・・・。
(ヨシナガ)
あるお店の販促キャンペーンで使われているぬいぐるみに大注目している。
それがこれだ。
よく見ると造形がすごい。
【ビーバー】
顔の色は衝撃的だろう。
本物のビーバーをほとんど見ずに作っているであろう事がよくわかる。
足のはえている位置などもおかしいが、顔のインパクトで自然に見えるから不思議だ。
【オオカミ】
このオオカミもすごい。
まったく怖さが表現できていないし、耳のあたりにかかっている白いものも謎だ。
鼻の一部に至っては、なぜ茶色なのか。
と、いうか、
見ていて気づいたのだが、不自然だった「ビーバーの鼻」や「オオカミの鼻部分」は
・コアラの鼻
・カンガルーの鼻部分
を使いまわしているのではないか。
確かに同じ部品を使えばコストは下がるが、そのせいで極めて不自然な生き物が誕生している。
得たものよりも失ったものの方が大きいという良い例だ。
そして、次のキャンペーンは驚いた。
ついに全部クマに。
使い回しの発想はさらにエスカレートし、ついに全種がほとんど同じ形となった。
チャクマ、クロクマ、シロクマ
という種族名も衝撃的だ。
クマに見えるのは救いだが、チャクマという生き物は聞いたことがない。
そして、最新のキャンペーンでは・・・
え?!
チャクマ出たー!!!
KO・U・HU・N☆
「ワンワン!ぼくをえらんでね!」
というセリフからイヌであることがわかるが、体も耳も鼻も
これはどう見てもクマだ。
並べてみると一目瞭然。
鼻、体、口。ほとんどの部分が以前のクマの使い回しだ。
と、いうことで、
時代に逆行して独自のキャラクターを生み出し続ける、某ファーストフードのぬいぐるみキャンペーン。
これから先も、どんな使い回し 素敵なキャラクターが生まれるのか注目して観察していきたいと思う。
今日のクラフトはビーバーです。
やる気のない不思議な形状を、ぜひ作ってみてね!