周囲を散策する
お腹が満たされたので、つぎは城ケ島周辺を観光しよう。
先ほどバスを降りた所から城ケ島灯台へと続く道の両脇には、お土産屋や釣り具店などが並んでいる。
昔からの観光地らしい風景だ。
店をのぞきながら散歩していると、またどこからともなくしょう油の焦げる匂いが漂ってくる。
ついついおいしそうな匂いに誘われてお店に引き寄せられる。
気がつくとマグロのカマ焼とトウモロコシを買っていた。
さっきお昼を食べたばかりなのに。
けれど、旅先で食べるこういったものは格別の味わいがある。
どこか懐かしい味わい。
子供のころに食べたお祭りの屋台の味が記憶の奥に残っているのだろうか。
海からの風を感じながら、そんなことを考えた。
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