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東急メディアコミュニケーションズ


はっけんの水曜日
 
お菓子マウンテン見学

(text by 大塚 幸代



ゲーセンに、こんなマシンがある。

コインゲームの要領で、お菓子をおっことしてゲットするというやつだ。

私の中の古い記憶では、こういう類のゲームは、

  • コドモの頃(80年代)、1ゲーム20〜50円とか、かなり安い値段で
  • のんべんだらりと回転してるキャンディーやラムネを、1個や2個、ゲットするというもので
  • ウチは田舎&厳しい家だったので、ゲーセンには行けず、親族との旅行で温泉行ったときに、ゲームコーナーで特別やらせてもらえる

スペシャルな楽しみだった。

何しろ、お菓子の山が魅力的だった。

オトナになったせいか、最近、味覚が変わってしまった。
居酒屋で「デザートに抹茶アイスかアンニン豆腐食べる人!」なんて挙手をせまられても、「両方要らないッス」と言うくらい、甘いものを欲してない。
疲れたときに、甘いコーヒーを飲みたくなるくらいだ。
だけど、視覚だけは別らしい。

 

だって、だってさ。
今のお菓子ゲームって、

こんなんだよ、こんなんだよ!?
なんてあでやかに、美しく積まれる、キットカットやコアラのマーチ……。
いくらお菓子好きな人でも、日常生活でこんなことはしないだろう。

 


ちなみに「お菓子マウンテン」は「コインゲーム」型のゲームだけの現象で、UFOキャッチャー型は、結構テキトーに積んである。たんにゲームの性質上、そうなんだろうけれども。
でもこのカプリコの山でもぐっとくる。スーパーでカプリコを最後に買ったのはいつだったか、さっぱり思い出せないほど久しく食べていないのに、このカプリコは食べたい。
キャッチャーでゲットしなくても、100円くらいで買えるというのに……なぜなんだろう。これがゲームマジックというやつか。

 


キットカットは、ハコでも袋でも、鮮やかでキレイ。ゲーム欲をそそる。


今回、新宿・渋谷のゲーセンをまわって「菓子マウンテン」を見学したのだけれど、この「斜め積み」が多く、おそらく「積みかた基本技」なんだろうな、と思った。

これもあやういバランス。中ほどの「フラン」のハの字の角度が気になる。そもそもフランは上のほうが厚ぼったい菓子なので、逆さまにしたほうが安定感あるんじゃないか?(あ、袋に入ってるときって、頭が逆に入ってたっけ?)


「ハイチュウ」は、重くてがっしりしているので、「ジェンガ」みたいに積んだら、テーブルゲームとして遊べるかもしれない。


頂上にプリンが! ミニプリンが!! それだけで激萌えです。プリングルスの「柱」っぷりもいい。


「マーブル」がたてに、どーんと置いてあるというケースも。でもこれ、落としても、取り出し口にひっかかって出てこなそうだ。


非お菓子系マウンテンもあった。リ、リラックマさんが!!

お菓子マウンテンよ永遠に

「お菓子マウンテン」リサーチのあと、ゲームに詳しい知人に、
「あれは人気があるゲームなのか?」ときいてみた。
「うーん、派手に積み過ぎると落ちてこないし、あんまし儲からないからね。
あれ、やめようって動きがあるらしいよ」
がーん。やめちゃうの? やめちゃうの!?

大変にさみしい。お菓子の山、ときめき、過去の夢……いつかは必ず無くなるものなのか?
無くなってしまわないうちに、楽しんでおこうと思う……。


 

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