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「なんか違うな…」というお菓子ばかりだった詰め合わせ |
●よみがえれ釈然としない気持ち
あとから「先日の買い物は楽しかったです」と書いたメールを送ってきた母。そう思ってくれているならよかったと思う。
子供の頃は微妙に釈然としなかった母親チョイスだが、今になってこうしてやってみると、少し違うように感じる。微妙は微妙なのだが、釈然としないということはないのだ。
「こういう線で来たか」と、それぞれの選択の意図のようなものが感じ取れる、と言えばよいだろうか。それはそれで、大人になって理解が深まったということだとも思う。
そういえば先日、いつだったか母が買ってきて以来ずっと長い間使ってきた、変な花柄の布団を捨ててしまった。かなり古くなって傷んできていたからだ。
見るたびに釈然としない気持ちになっていたあの布団。そういう気持ちになるものだったのに、今思うとまだ捨てなくてもよかったかなと、惜しく思うような気持ちになる。 |