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フェティッシュの火曜日
 
うちのジョンをHMVにする

やはりジョンはニッパー君になれないのか

好奇心旺盛なジョン。さっそく、畳に置いた蓄音機に興味を示す。でも勢いあまってフガフガとこづいたりして、壊してしまいそうだ。待て!ジョン。


待たねえ!

ジョンがひとしきり騒いで、その後落ち着いたところで、ご主人様の声の録音開始である。録音用原盤に針をセットし、スイッチを入れる。

駆動部のベルトは、これ輪ゴムなんです。
「ジョン、ジョン、ジョンジョンジョン」連呼。

そして声の録音された盤を再生してみる。ジョンは果たして、ご主人の声に聞き入ってくれるだろうか。


最初こそ、珍しさでちょっと覗いてみるものの・・・
すぐいなくなった・・・。

 

無理矢理

これでは記事にならない。なんとしてもHMVを完成させるのだ!私のおまんまのために!と、逃げられるたびに思いはエスカレート。まるでお受験ママのように、息子を押さえつけて机に・・・ではなく蓄音機の前に着かせる。ひどい。


ほら!ここにお座りして、
首をかしげるんだよ!と首根っこをギュウとつかむ
蓄音機にジョンが頭をぶつけ、針ずれる。直す間に逃げられる。
カメラを構えるご主人様にすがるジョン。私にケツを向けて。

ふんふーん♪

もう私はやけくそになっていた。ちょっとの間でもいい、あのポーズをしてくれ、ひとつ頼むよ!

今度はご主人(男)が、パワーハラスメントを仕掛ける。おら、こうするんじゃ。こう座れや。首かしげろや。


前足で踏ん張るジョン。そんなにいやか。
というか企画の意図を理解してないぞ。
ほらこう首を・・・
そら、かまれるわ。
「ほら、ここに聞き入るんだよ!懐かしい(?)ご主人の声に!」
知らねえよ。

ああ・・・こんな虐待じみた真似をしても(というか虐待だろう)、ジョンに企画の主旨を噛んで含めるように言って聞かせても、あの忠犬のようにはいかずじまいだ。

もうしょうがないので、禁じ手を徐々に使っていくことにした。
忠犬も何もあったもんじゃない。


 

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