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ちしきの金曜日
 
水玉でむりやりさわやか計画

●でかい水玉で見えてくる異次元

  これまでは既製の青シールを貼ってきたわけだが、今度はもっと大きな水玉でダイナミックに水玉化してみたい。ちんまりした小物だけでなく、水玉に囲まれてみたいのだ。


またそのときにしか使わないであろう道具が増えていく


 用意したのは青い色紙と、それを丸く切るためのコンパスカッター。これを使うと、いろいろな大きさの円をきれいに切り抜くことができるのだ。

 そういうわけで、今回は20cmほどの円をどんどん作っていく。できたものをなんとなく部屋に並べていたのだが、気がつくとおかしな雰囲気になっていた。


はじける爽やかさ!水玉畳

 またも青い水玉の爽やかさと、それになじまない畳の雰囲気とがなんとも言えないところで拮抗。やはり和のテイストと爽やか水玉はとは相容れないのだろうか。

 やはり場所は選ぶべきかもしれない。洋室の方がマッチする予感がする。


水玉実験の舞台

 今回舞台に選んだのは、実家の部屋の一角。白をベースとしている様子も、定番のカルピスらしい爽やかさを出すのにちょうどよいと思う。


貼ってはがせるタイプのスプレーのり
壁に貼り付けていく

 切り抜いたでかい水玉の裏に、スプレーのりを吹きかけていく。貼りつけた側を傷めることなくはがせるタイプを選んだので、不安がっていた両親も安心だ。

 さあ、これをどんどん貼っていこう。


でこぼこにも合わせて
天井には脚立に乗って貼り付け

 …どれくらい時間がかかっただろうか。よし、これで完成としてよいだろう。


すでに爽やか感覚が麻痺

 おかしな空間に長い時間いたことで、自分の中の爽やかさに関する感覚が変になってきて、もう自分ではこれが爽やかなのかそうでないのか判断がつかない。どうなんだろう。

 ただ、トマトや椎茸のような悪っぽさや毒っぽさはない気がする。単におかしい、というところまではわかる。


爽やかなのか
そうでもないのか

 もうどうなのかわからない。カルピスっぽくも見えるような気持ちと、それは違うだろうという気持ちが交錯する。

 うーん……と思いながら、寝っころがって気がついた。


落ち着きません

 仰向けになって目に入ったのがこの感じ。やっぱり落ち着かない。

 部屋をこうしたことを忘れていて寝入ってしまったら、目覚めたときにかなりびっくりすると思う。爽やかさはともかく、ちょっとした異空間になったというのが結論めいたものだろうか。

唯一かわいくなったカルピスたまご

●むやみな爽やかさは出しづらい

  水玉で爽やかさを出す、という意味ではおそらく失敗だったと言える今回の試み。無謀と言うべきチョイスをしてしまった感じもある。

 そんな中、写真は小物で試した中でただ一つかわいい雰囲気が出てきたたまご。これはありかもしれない。

 しかし大根や椎茸は、爽やかさをあきらめ、独自路線を行くべきだろう。人を引きつける魅力は別に爽やかさだけでなくていい。がんばっていこうよ。

 なぜだか自分へのメッセージにもなっている気もするが、病んだ椎茸を見て励みになるのならそれでいいとも思う。


 

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