日本人の食生活には欠かすことのできない調味料、醤油。だれでも一日に一度くらいは口にしているのではないだろうか。 そんなしょう油をテーマにした「醤遊王国」なる施設が埼玉県日高市にできたというので、遊びに行ってきた。 そこでは自分で醤油をしぼる体験ができるほか、8種類の醤油が食べ比べできるというので、大好きなイカの寿司を持ち込んで(特別に許可をもらって)、どの醤油が最もイカの寿司にふさわしいかを確かめてきた。
(工藤 考浩)
いざキングダム
東京都内から車で1時間半ほどのところに「醤遊王国」はある。 王国に到着して、まず気がつくのは周囲に広がる醤油のいいにおいだ。食欲が刺激されておなかがぐうと鳴ってしまう。 まだ何も見学していないのにおいしそうだ。
まずは醤油のできるまでをお勉強しよう
今回、この醤遊王国に来た主な目的は「8種類の醤油の食べ比べ」なのだが、その前に醤油ができるまでの工程を見学させてもらうことにしよう。 見学コースにはガイドさんがついて、醤油の製造工程を詳しく説明してくれる。 この日はちょうど夏休みで、宿題の自由研究だろうか、ちびっ子達がたくさん見学に訪れていた。 ボクもちびっ子に混ざっていっしょにお勉強させてもらおう。
醤油作りは大変だなあ
ガイドさんの丁寧な説明に、ふむふむと感心しながら見学する。 「何となくこんな感じかな」という程度の理解しかなかった醤油のできるまでだが、実際の製造工程を目にすると、醤油作りにはたくさんの手間と時間がかかるということがわかった。 これからは醤油を使う時も大切にしようと思った。 今日はとっても勉強になった。 おしまい。
と、 小学生の時はいつもこんな感じの手抜きな社会科見学の感想文を提出していたのを思い出しながら、ちびっ子達と見学コースを進む。
こだわってますな
醤遊王国を運営している弓削多醤油さんでは、古くから伝わる本物の醤油の製造工程にこだわり、明治時代から使われているという木桶で発酵熟成したり、日本国内産の有機栽培大豆・小麦を使用したりと、よくわからないけれど聞いていると「それはうまそうだ」という気になってくる。 いや実際に、弓削多醤油はたくさんの賞を受賞しているのだ。試食が楽しみだ。