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東急メディアコミュニケーションズ


ロマンの木曜日
 
あの汁はどれくらい飛ぶのか?


「うわっ!」

だいたい、いつもだ。
私はいつもあれをていねいに慎重に扱っているのに

「うわっ!飛んだ!」

となってあの汁をすする。指や服に付いて「うへえー」と思う。

誰しも経験したことがあるはずだ。
ないとは言わせない。

(text by 土屋 遊



いつもいつもあれだけ全神経を集中して行っているにもかかわらず、散々めいわくをかけられているアレ。

まあ、そうもったいぶることもなかろう。


あけるとき、飛ぶよね。汁が。

 

だったら飛ばせばいいじゃない

セロハンビニールの封に、ぴったりスキマなく張り付いているゼリー。
あれらはたしかに旨いが、どんな緊張感とともに開けてみても、なぜか汁がこぼれたりたれたりほとばしったりしてしまう。

ゼリーはかるい失望感の味だと言ってもいいだろう。 そのたびに、私はひそかにダメージを受けているのだ。

これはもう、逆にどれだけかっ飛ぶか、確認してみないことにはどうにも気がおさまらない、と思った。
そしたらきっと、私はなんだか清々しい気分で好物のゼリーが食べられるような気がするからだ。

 

エントリーいちらん

スーパー・コンビニを三軒まわって厳選したものと、ちょうどうちにあった手みやげ品など11種類を用意。

商品名や単純かつ大胆なコピーにもつい手がのびてしまった。


参戦者たち

「お鼻紙」ではありません。

用意するのものは、「お花紙」「ものさし」それだけ。

なにも幼稚園のおゆうぎ会のように、お花をたくさん作るわけではない。
このうえで思う存分、汁を飛ばしていただくのである。
どんなにかっ飛ばしてもだれにも怒られないし、なにより汁の跡がクッキリ残るのはこのお花紙の色付きバージョンだけなのだ(私比)。

「お花紙」を二枚、横に並べて計測を開始。

二枚じゃ足りないかも……と不安と期待が混じる。


物心ついたころには私はいつもあの汁におびえていた。
思えばビクビクせずに、ゼリーのフタをあけることなどかつてあっただろうか。

「なにも怖いものなどない」

と豪語していた学生時代もたしかにこれだけには弱腰だった。


やだ。

 

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