皆さんジーパンはいてますか。
私は制服を着なくなってから、人生の90%はジーンズです。
おもに下半身の形にコンプレックスがあったからです。太いのよ。腰の骨盤がスゲー立派なのよ。あと、ウエストからおしりの終わりまでの距離が異常に長いのよ。つまり、おしりが長い。あとふくらはぎの形が、ウチの父親とそっくりの、りっぱな子持ちシシャモなのよ。おそるべし遺伝。
ま、こういうのはだいたい自分だけの問題で、ちょっとくらいおしりが長くても、太い足でも、他の人は気にしないものなのですが。
でも本人にとっては大問題なわけで。
で、体型を隠すジーパンをずっと研究してまいりました。
思いあまって、ジーパン屋でアルバイトしたこともあります。たけつめとか、業務用ミシンで出来るぜ。あと、ジーパンのたたみ方とか知ってるぜ。みっつに折って、膝を使って、パンパンッって空気抜くのな。こういう知識って、自慢になるのか分かりませんが。
で、とりあえず押し入れ半分がジーパンというような状態で、たくさん持っているのですけれども。
ここ1、2年、「おしりポケットが下の位置に付いていて、体型カヴァーをする」ジーンズが流行っておりますけれども、なーんか買う気がしないのですよ。
ジーンズって、試着だけじゃ分からないシロモノで。
値段高くても安くても、シックリ来るかどうかは、相性次第でして。
履いて履いて、付き合ってみて「気に入る」までの時間が、長くかかってしまいます。
しかも「これ、あんま気にいらないや」と思うやつでも、数年後に「お、これいいかも」なんて、愛が復活することなんかもあって。
だから捨てられない。
だから最近、気軽に買えない。
もう失敗したくない。
そんな、ジーパンへの恋に、臆病になっている昨今。
だったら出来ることからやってみよう、と思いまして、手持ちのジーパンで、人生初の「古着ジーンズのリメイク」に挑戦してみました。
売ってるバカ高いリメイクジーンズを見て、「これ、作れるんじゃないのか?」と思ったのが動機です。はい。
(text by 大塚 幸代) |