干物屋という商売柄、干物を作るためにさばいた魚の内臓が大量にゴミとして出ます。それらは産業廃棄物として業者に引き渡して処理します。ナンプラー用にその内臓を貰うため、実家に行って親父(以下、健司)に相談しました。
健司 「おう、圭司、仕事はどうだ。本は売れてんのか」
圭司 「まぁまぁ。よくわかんないけど」
健司 「ナンプラーっちゃ、魚醤の事だっぺ。秋田で作ってんだよな」
圭司 「流石、よく知ってるじゃん。だから内臓ちょうだい」
健司 「おー、アジの内臓があっかい(あるから)それで作れお」
圭司 「ありがと。じゃあとで作るよ」
章子 「あんたホントに仕事してるの?変な事ばっかりしてるみたい」
敏江 「章子さん、あたしそろそろ寝るから」
章子 「あ、お義母さん、お風呂のスイッチ切っちゃって下さい」
健司 「圭司、いいか、人間テングになったらおしまいだぞ」
グダグダになってきたので作業は次の日に持ち越しです。
|