穏やかそうなパンジー、派手でイタリアンなパンジーもいる。一度「顔としてのパンジー」というスイッチを自分の中で入れてしまうと、勝手にキャラクターづけをしたくなってくる気がする。
パンジーが顔に似ているというのは、相当古くから気づかれていたことらしい。ウィキペディアのパンジーの項によると、
『パンジーは、フランス語の「思想」を意味する単語パンセpenseeから名づけられた。この花が人間の顔に似ていて、八月には深く思索にふけるかのように前にうなづくところからこのように名づけられた。』
とあり、名づけの時点で顔がらみなのだ。思索にふけるという受け取り方もあるのは個人的には新鮮だった。
●ホラーパンジー
季節的に生パンジーと向き合うのは困難なのだが、それでもできるだけ生っぽいパンジーを見つめてみたい。そういうわけでやってきたのは造花の専門店だ。 |