デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示


はっけんの水曜日
 
滝とカニステル

轟の滝、といいます。

目指すは滝

目指した場所は沖縄県名護市にある滝。沖縄にはあまり滝がなく、ここが最寄だった。とはいえ車をぶっとばして片道1時間以上かかっている。途中で眠くなって死にかけた。

空気がおいしいです。

滝は森の中にあるようだった。途中から車の入れない山道を歩く。真夏の日差しが厳しいはずなのだけど、木々の鬱蒼と茂った森の中はしんとしていてとても涼しかった。

すっかり疑心暗鬼。

友達に滝を見に行く、という話をしたところ「水辺にはハブがいるから気をつけろ」と注意された。おかげで長いものを見るとなんでもハブに見えた。

水の気配を感じます。

しばらく歩くと石でできた橋が出現した。水が流れている音も聞こえる。滝が近い証拠だ。

 

マイナスイオン出まくり。

滝、到着

橋を渡ると一気に視界が開けた。そして正面に滝が見える。コンパクトだけどとても力強く、そして何よりも神々しい雰囲気が漂っている滝だった。


で、どうしてカニステルからいきなり滝を見に来たか、という話だ。僕はスーパーでこの果物、カニステルを見つけてからというもの、ずっと頭からその名前が離れなかった。そしてどうしてもこの場所で写真を撮りたかったのだ。


滝川カニステル。

 

入刀。

では食べましょう

気がすんだのでさっそく食べてみたい。ちゃんとナイフを持参してきたのでここでさばこう。

すごく鮮やかな黄色です。
滝川カニステルは半分に割ると中心に大きな種があった。濃い黄色の果肉はマンゴーのようにも見える。
滝で食べるカニステルは格別でした(三脚撮影)。
食べてみた。滝川カニステルは噂どおり卵の黄身にようなぱさぱさとした食感だった。だけど味はどちらかというとかぼちゃだ。甘く煮たかぼちゃ、もしくはふかしたサツマイモ。まだ熟しきれていなかったのか少し青臭さを感じるが、その不思議な食感と味にしばし我を忘れてむさぼった。

とりこです

滝川カニステルはその名前と見た目のとおり、かなり個性的な果物でした。独特な味と食感に、僕はすっかりとりこです。沖縄では年中収穫されているようですので、みなさんも機会があれば食べてみてください。

子供たちはお母さんに「あの人(僕)の邪魔になるからこっちに来なさい」と言われていました。

 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ

 
Ad by DailyPortalZ
 

アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation