これがトンネル水族館だ

前のページで絵が好きなボランティアだの美大生だのと書いたので、うすうすお気付きだったとは思いますが、トンネル水族館とは水族館様の壁画が書かれた歩行者用トンネルなのでした。

約２３０メートルあるトンネルの壁全体に壁画を施すのはさぞ大変だったろうなと思います。僕が地元にいた頃のトンネルは昼間でも薄暗く、壁は苔が生え、じっとりとカビ臭い、陰という漢字をそのまま具現化したかのような様子でした。

それが水族館化によって明るく生まれ変わったのです。

たくさんの魚たち

壁面に広がる魚天国。さかなさかなさかな、魚パラダイス。適当に区切られたブロックごとに魚の種類と絵のタッチが変わっていきます。

天使だっているんだぜ

トンネル水族館は人間のイマジネーションが作り出すなんでもありの世界。だから、シャチとクリオネが同居する事も可能です。

時として劇画タッチ

描いた人が多いので、急に劇画タッチになったりします。その作者間の差を見るのもトンネル水族館の楽しみ方と言えましょう。劇画調のふぐが、なんだかとっても美味しそうです。

申し訳ないがまだまだ続く

まだまだ序の口、まだまだ続きます。写真を撮り続け、ふと後ろを見たら全然入り口から進んでないのでビックリしました。これだけの絵を全て丁寧に描いていったのだから、その苦労たるや想像に難くありません。

なんと恐竜までいる始末

個性的な魚が次々と飛び出すなか、ついにジュラ紀前期に栄えた魚竜の仲間、イクチオサウルスが現れました。世界的に見てもイクチオサウルスが見られる水族館はここをおいて他にないでしょう。故郷で恐竜に出会えるなんて！

もうちょいで出口だ

寒くて頭が痛くなってきたので急いで撮影を進めました。ラストスパートです。本当はあと100枚くらい撮ってあるんですが厳選した6枚を載せて締めさせていただきます。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。