隅田川沿いの遊歩道をステーキを食べながら歩く事にした。勝どき橋のふもとから海に向かう。
わざわざ高畑さんも同行してくれた。僕の横を歩き、ワインを注いでくれるという。
風が強いのが気にかかるが、早速食べ歩く。
初っ端からアレですが、まずワインは飲みにくい。飲み口が広いからこぼれやすいのだ。いきなり足が止まってしまった。
これでは「食べ歩き」にならないので、ワイングラスを高畑さんに預け、料理に挑む事にした。
ナイフとフォークで牛フィレ肉を食べやすい大きさに切る。 これは歩きながらでもちゃんと出来る。
肉、うまい。
じゃ、もう一口。
「これは、どこの牛ですか?」
「北海道の牛です」
普通にレストランでする様な会話を楽しみつつ、「食べ歩き」は楽しく順調に進行していた。
歩きながら食べているので、これはダイエットにもいいんじゃないか? などと考えていたその時、事件は起こってしまった。
一体何があったのか? 次ページでその全貌が明らかになる。