これだけの人数が居ればツチノコ発見もあるいは･･･、皆で探そう･･･
捜索会場は茶畑です。 お茶好きだと噂のあるツチノコですから、これはベストチョイだと思います。 早速、それぞれに散らばり、腰をかがめて捜索を開始する人たち。 ツチノコの存在に関しては、否定的なボクだが、大会に参加した以上は、皆に負けては居られない。
地面を指差した少女、そして指差された場所から何かを拾い上げて、ビニール袋に入れるお母さん。 まさか、ツチノコ発見の瞬間か！？ お母さんに頼んで、ビニールの中を見せてもらう。
これは･･･ 山菜･･･？ アレ、ツチノコじゃない･･･
そう言えば･･･
捜索大会終わってみれば、大収穫、山菜が･･･
約1時間をもって終了した、ツチノコ捜索大会改め、山菜取り大会。 皆さん、大収穫の模様です、山菜が。
最初は、皆さんが、ツチノコではなく山菜取りに夢中になっていることに疑問を感じました。 しかし、そんな疑問もすぐに吹き飛びました。 皆に負けじと、山菜(ワラビ)を取っているうちに。 これが面白いように良く取れる。 アクを抜いてから食べる、という食べ方まで教わったので、晩にでも食べてみようと思います。
ツチノコという幻のモノを追い求める事は、夢やロマンがあって素晴らしい事だと思います。 ただ、夢だけを追い求めていては、それは非現実的で、生産性のない事だと言わざるを得ません。 そんな中、夢やロマンと、実益の折り合いをうまくつけたのが、このツチノコ捜索大会なのです。 ツチノコ捜索と山菜取り、どっちが主目的なのか、など野暮な詮索は不要です。 ツチノコが見つからなくてもハッピー、ツチノコが見つかれば更にハッピー、 ツチノコ捜索大会は、そんな素晴らしい大会なのです。
捜索大会参加者に、「本気でツチノコって居ると思います？」と質問してみたかったが、その質問はしてはいけないような気がしたので、やめました。
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