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ちしきの金曜日
 
「長崎さるく博」に行って来た

反則じゃなかろうか


実は国道だった

今回一番驚いたのがこれ。
なんと、商店街のアーケード通りに「国道324号」と書いてあったのだ。
ここ、国道だったのか…。

10時から翌5時まで歩行者天国という道路標識があった。ということは、つまり明け方5時〜10時までの5時間しか車が通行できない国道か。。

 

国道324号

 

うだつ
かっこいい歯医者

こちらは歯医者さん。まったく歯医者に見えないレトロな外観は、長崎市都市景観賞を受賞だとか。屋根の横に、ちょっと出っ張った壁みたいなものが付いてるが、これは「うだつ」。あの、「うだつが上がらない」のうだつだ。

これは隣家が火事になった時、火が燃え移らないようにするための防火壁で、お金に余裕がないとわざわざ作らないため、これがある家はそれなりに裕福であることを示す。そこから、うだつが上がるとか上がらないとかいう言葉が生まれたらしい。(いくつか説がある)

私も会社ではうだつの上がらない男で…
と、ガイドさんが日頃の自分について語りだした。
このあたりから、なんとなく親近感を覚え始める。

細い路地へと曲がる

昼でも暗いような路地を通ったりもする

 

疾風怒涛のドトール


おすすめのロシア料理店

ドトールコーヒーを見ながら皆で話を聞いているようにしか見えないが、その上にある「ハルビン」という老舗のロシア料理店を眺めている。

ガイドさんオススメの店とのことで、これまた私も大好きな店だ。本格的なピロシキが食べられる。(写真

 

マンホールに見入る人々

謎のマンホール

「このマンホールが珍しい」
と言われたが、最初、何がどう珍しいのかサッパリわからなかった。

長崎市のマークは五芒星(星型5角形)で、どのマンホールにもそのマークが付いている。が、問題のマンホールだけ、なぜか六芒星(星型6角形)になっている。

たしかに、その後他のマンホールを見たら全部五芒星だった。
なぜひとつだけ六芒星なのか、理由や経緯はわかってないらしい。魔力を封印している、なんて噂もあるとか。

六芒星のマンホール

たしかに、他のはすべて五芒星

 


ほてい様にタッチ! (わっ、なんだこの図は)


ほてい様

こちらは前から気になっていたギタリストの…もとい、福の神のほてい様。薬局の店頭に鎮座してらっしゃる。

1982年の長崎大水害の時には水没するかと思いきや、浮力で浮き上がり、天井を突き破ったという伝説を持つ。(ほてい様自身は無傷)

こちらの薬局は、この商店街の中でも最も古くからあるらしく、創業は明治5年(1872年)。

ほてい様のお腹は、さするとご利益があるというので、私も触らせて頂いた。

心なしか、やばい写真のようにも見える。。

腹が減ってくると

お昼が近づくにつれ、ガイドさんの
この店うまいですよ!
の言葉に、耳が敏感になってくる。
参加者の中には、しげしげとメニューに見入っている姿も。

入り口はどっちだ?
という、入る気満々な独り言も聞こえた。

食い入るように見入る

これはそそられる…

 

名物茶碗蒸しの老舗

 

どんぶりで茶碗蒸しを出すお店

左は以前、高瀬さんの記事で紹介されたジャンボ茶碗蒸しの店の本店、吉宗(よっそう)。

長崎では超有名店で、出前もやっている。こちらもまたガイドさんおすすめとのことだが、むろん私も好きだ(写真)。建物は外観だけでなく、中も江戸時代風でかっこいい。

土佐商会跡。これが後の三菱へと繋がっていった。
2階に鳥居が…。(コースに含まれていたものの、
時間の都合で今回は通らなかった)

地味に面白いよ

 もともと私は、街をぶらぶら歩いて面白そうなものを見るのが好きな性質なので、実に違和感無く普通に楽しむことができた。けして“血沸き肉踊るような興奮”はないものの、地味にじわじわと面白い。住んでいても知らないことは、意外とたくさんあるものだ。
さるく博は10/29までやってます。
長崎さるく博

路面電車

 それと今回、長崎でポッド・キャスティングの番組を製作(趣味で)されている久村さんという方と一緒に回りました。今回の取材時の音声をまとめて、後ほど番組にするということなので、現場の雰囲気や、私のうだつの上がらない滑舌の悪い音声などが聞けると思います。
ちびちびながさき

久村さん(左)と、私(微熱あり)

 

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