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はっけんの水曜日
 
キッチン焼き肉の悦楽

そしてキッチン焼き肉最終章


焼き肉なのにカラムーチョ登場

肉も野菜も一通り堪能しました。座ってまったりと食べ、飲みます。ここで登場する今夜の抑え。それがカラムーチョなのです。

カラムーチョを食べながらビールを飲むと言うだけで幸せなのに、その上カラムーチョを焼いてしまいます。


焼き網に載せて焼きます

火を弱火に落として網にカラムーチョを載せます。するってぇと香る香辛料と脂の香り。おほほ、かぐわしい。カラムーチョは焦げやすいので注意しながら両面をサッと炙りました。

 

殺人的な美味しそうさ


この油の照り!浮いた油とわずかな焦げが美しい焼きカラムーチョの印です

 

これでビールがすすまなかったらウソだ

良い具合に焼けたならば、パリッと一口。うわあちちちちち!!網の上で自らの油によって揚げられた状態のカラムーチョ。これが凄い熱さになっており、舌に触れた瞬間に「ジュッ!!」と音がしました。なんだ、根性焼きか。

しかしその美味さはかけ算的飛躍を遂げ、出来たての美味しさに還元されているのです。ビールが進みすぎて困ってしまいます。

 

湖池屋四天王の一人、ドンタコス(10%増量)
油のふつふつ=美味しさ

お次はドンタコス

カラムーチョに続いてドンタコス。今までの経験から湖池屋のスナック菓子は焼くと美味い事が判っています。

だから、湖池屋四天王(カラムーチョ、すっぱムーチョ、ドンタコス、スコーン)の一枚、ドンタコスの登場となるのが自然です。

ドンタコスもカラムーチョ同様に焦げやすいので弱火で炙ります。ふつふつと油が浮き出し、泡立つ様がまるでサンマの干物を焼いた時の様に見えました。ううっ、美味そう。

これも焼き上がって口に入れたならば舌が「ジューッ」。あつっ!!と思いながらも一層香り立つドンタコスの香りにオイラもお手上げさ。

 

熱々手焼き風せんべいを自宅のキッチンで

最後は薄焼きを焼いてみた

カラムーチョ、ドンタコスときたらスコーンを焼きたいところだけどその期待を裏切って薄焼きせんべいをチョイス。観光地に行くと必ずある手焼きせんべいを自宅で楽しんでみようと言う魂胆です。

炙ると香る、エビ。ああ、エビだ、エビだ、エビ祭りや。30秒も炙ればもう熱々。

肉からカラムーチョ、最後はエビ風に薄焼きせんべいという華麗なメニュー構成によって今夜の家飲みも満足な結果に終わったのでありました。

ああ、食べた、ああ飲んだ、ああ、幸せだ。

キッチン焼き肉は最高だ

プリプリの美味しいミノが500円で食べられるのもキッチン焼き肉ならでは

果たしてキッチン焼き肉の幸せが伝わっただろうか。この興奮を真に伝えるべく、狭いキッチンに三脚を立てて神経を使って写真を撮った。全力で撮影したと言っていい。文章がやや浮ついてしまったが、興奮の証という事でご容赦いただきたいと思う。

長々書いてきて言いたい事はつまり、家飲み、特にキッチン焼き肉は素晴らしいという事だ。煙の問題も、食器や調理器具を洗う手間も、そしてコストも、全ての問題が片づいてしまう。安い、簡単、美味い。料理の腕なんか関係なくて、誰がやっても美味い。

一人暮らしをしているならば、これはやるべきだ。

一人暮らしの悦楽とでも言うべきキッチン焼き肉。見方によっては単なるキッチンドランカーかもしれないので、お酒は適量を守って飲み、火事にならないように注意して下さい。


 

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