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ロマンの木曜日
 
子供を抱き過ぎると偏頭痛になる

イタタタタッ
アタタタタッ
イタタタタッ
アタタタタッ

男性の方が頭痛になりやすい、という話

対処法の前に、古沢先生から「特に男性が子供を抱き過ぎると頭痛になります」との説明があった。

何でも、男性は「白い筋肉」で女性は「赤い筋肉」という特徴があるらしい。「白い筋肉」とはヒラメなど白身の魚の事を差し、瞬発力に長けた筋肉の事をいう。逆に「赤い筋肉」はマグロなどの事で持久力がある。つまり、女性は男性よりも持久力のある筋肉を持っているので、子供を長時間抱いていられるというのだ。

「あくまで男女を比較すると、ですよ。女性だってずっと抱いてればもちろん凝ります」

母は強し、という言葉で片付けては乱暴だろうが、女性は子供を抱くのに適した筋肉がついているという事なのだろうか。

男女の差について、他にも面白い話を聞いた。

古沢先生「男性が頭を使うと右の肘が痛くなって、女性が頭を使うと左の肘が痛くなりますよ」

以前、先生は女性作家の治療をしていた事があり、その作家はいつも左の肘が凝っていたという。それがある日、凝りが完全に抜けていて、聞くと長編作品を書き上げた日だったらしい。もちろんその作家の例に限らず、男女間では肘の凝りに左右差があるのだ。

僕も右肘が凝っているのかと聞くと、両方凝っていると言われた。
そうだった。僕は子供を抱き過ぎて腕が凝り偏頭痛になっているのだった。

先生、対処法を。

 

大事なのは脱力

古沢先生「その日の疲れはその日のうちに取る。これに限ります」

今日は随分子供を抱いたなあ、と思った日は

・湯船にお湯をためてそこに両腕を5分つける。
・両腕を5分ずつ踏んでもらう。

これをやるだけでかなり違うという。それでも偏頭痛が起きてしまったら、寝る前にくるぶしが隠れるくらいの足湯に5分くらい足をつけるといいらしい。

古沢先生「とにかく脱力が大事なんです。力を使ったら、抜いてあげる。これを出来る人が中々いないから、みんな凝りに悩まされてる訳ですね」

大事なのは脱力。子供とのコミュニケーションも力み過ぎず、程よい加減でがんばりましょう。などとうまい事を言ったつもりで、今回のレポートは終わります。





こうして僕は今まで通り子供を抱き上げる事が出来る様になった訳だが、子供にもそろそろ意思が芽生えつつあり、僕が抱っこを望んでも娘から拒否される事もたまにある。今はたまにだが、そのうち完全に拒否されるのかもしれない。だとしたら、偏頭痛なんて気にせずにがんがん抱けばいいんじゃないか。
なんて考える一方、先生のマッサージは本当に効いて、それまでの偏頭痛が嘘の様になくなり、治療以降は割と子供を抱き上げる回数が減っている様な気がする。

院長の古沢先生

取材協力:爽快マッサージ・三茶
     世田谷区三軒茶屋1-32-6 豊栄ビル2F
     03-5432-5810(年中無休 朝10時〜深夜2時まで受付)


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