以前、デイリーポータルZの企画でサンタクロースの扮装をした時、ヒゲの邪魔さ加減に驚いた。鼻の下がむずむずするし、御飯もとっても食べにくい。いくらおしゃれとはいえ、あまりにリスクが多すぎる。
そこで今回改めて「ヒゲが生えるとどれだけ不便か」を検証してみることに。
女31歳、ヒゲをつけての生活。もしかしたら新たな人生の道が開けるかも。いや、むしろ失うものの方が多い気が。とりあえず頑張ってみます。
(text by 岸川 祥子)
というわけでまずはヒゲをつけて変身
というわけで人生二度目のヒゲ体験。粘着テープで鼻の下にオン!…おお!なんだかテンションがあがっていく!
しかしよく見ると鼻の下に黒いイモ虫が乗ってる感じに。どうやら髪とヒゲの色があってないのが原因のようです。教訓・ヒゲと髪の色は統一すべし。
さて、ここからヒゲの一日が始まります
よく「朝起きて女(もしくは男)になっていたら」という質問がありますが、「朝起きてヒゲが生えていたらどうなるか?」ここからはヒゲの一日を再現してみます。まずは洗顔。
以前、宮城さんと話した時に「ヒゲは顔を洗うときに水で一緒に洗います」と言っていたので、思い切ってザバザバ洗ってみました。うーん…何ともいえない感触!鼻の下が濡れるってこんなに気持ち悪いものなんですね。犬は鼻の頭が湿ってても大丈夫で偉いなぁ。タオルで拭いてもまだ湿っていたので、とりあえず外して干しました。
続いては化粧に挑戦
ヒゲで化粧というのも変な話ですが、ノーメイクで出かけるわけにもいかないので、仕方なくファンデーションを塗ってみることに。さて、どうなることやら。
口にヒゲが入るんです!ぬあー!うっとうしい!たまらず二度目の脱ヒゲ。そういえばヒゲの人ってちょくちょくヒゲを触ったり、すいたりしてますよね。あれってもしかして抜けたヒゲを上手に取り除き、口に入らないようにしてるんでしょうか。1つ賢くなりました。
続いては鼻をかみます
続いては、ヒゲ師匠の宮城さんから大変だと聞いていた「鼻かみ」。鼻拭き用とヒゲ拭き用と、紙が二枚必要になるのだそう。しかし一応女子としてヒゲが鼻水でねっとりなるのは避けたいもの。そこでこんな鼻のかみ方を開発してみました。