初めての神戸
初めて神戸にやってきた。パッと見、道路が広くてキレイなまちという印象だ。なんでも2012年に「世界で最も住みやすい都市」で5位になったことがあるそうだ。
JR神戸駅は意外とコンパクト。
まずは原付を借りたお店の方たちにお薦めを聞いた
最初に薦められたのは、バイク屋さんのすぐ近くにあるお寺だった。近くなのにお店のお母さんは十数年経ってからようやく知ったという穴場である。
お薦めスポット1:日本三大大仏のひとつだった「兵庫大仏」
1944年に金属類回収令で解体されるまでは日本三大大仏の一つだったらしい。こちらは2代目。
やってきたのは、後でもう一人歴史好きの人にも薦められることになる能福寺。割と無防備な景色の中、高さ11mの大仏が鎮座していた。
参拝者は他に数人いる程度たが、戦前は大仏を見に多くの人が訪れ賑わっていたそうだ。
参拝者は他に数人いる程度たが、戦前は大仏を見に多くの人が訪れ賑わっていたそうだ。
平清盛の墓所もある
また、平清盛の墓所があったり、かつて境内でやっていた活動写真を淀川長治さんがよく見に来ていた、など色々と逸話のあるスポットであった。
お薦めスポット2:南京町で買い食い
次に向かったのは南京町という中華街。めちゃくちゃお腹が空いている、と言ったところ薦めてくれた場所だ。
休日というのもあってすごい人だ!
春なのにこの人混みで真夏のようだった
雰囲気はまさしく横浜中華街。比べるととてもコンパクトだけど、三方に門がある一区画の中に、中華店がギュウギュウに並んでてとても賑やかだ。
お店の前には屋台が出ていて買い食いし放題。どこも美味しいと聞いていたので適当にぶらついた。
お店の前には屋台が出ていて買い食いし放題。どこも美味しいと聞いていたので適当にぶらついた。
北京ダックがタイムセール! 通常500円から200円になってた。
いやっほう!
南京町は「ど」メジャーな観光地らしく地元の人はあまり行かないという意見もあった。が、普通に美味しい。
なによりオフィス街のように整然としたきれいなまちなかに、いきなり活気のある一角が現れるのが面白い。
なによりオフィス街のように整然としたきれいなまちなかに、いきなり活気のある一角が現れるのが面白い。
湯葉で肉汁を閉じ込めた「肉汁豚まん」300円。うまい!
ぜんぶ苺のスライスでできたかき氷。練乳との相性バツグンで500円するけど満足!
お店の中で食べる人ももちろん多いけど、ちょっとした広場があってそこで食べる人が多い。私も立ち食いした。夏祭りのようでテンションがあがる。
なかでも苺のかき氷は気に入って、作ってくれた人に「これ最高!」とわざわざ報告しに行ったくらいだ。
なかでも苺のかき氷は気に入って、作ってくれた人に「これ最高!」とわざわざ報告しに行ったくらいだ。
門の近くでつかまえた若者たち。ポーズが芝居がかっているところに関西のノリが伺える。
こちらの3人組は、近くのコンビニで買ったお酒を持ってこれから中華街で買い食いするという。なるほどそれはリーズナブルだし楽しそうだ。
お薦めスポット3:人気のマカロン専門店「マカロネ」
3人に薦めされたのはこちらの2階の店。看板小さいし、教わらなければ気づかない場所。
中に入るとショーケースがあり、色とりどりのかわいいマカロンや焼き菓子が並んでいた。また、オシャレなボタンや靴下などの雑貨も置いてあって居心地のよい雰囲気。席が女性で埋まっていたのも納得だ。
ついさっきまで賑やかな中国にいたと思ったら今度はフランスの風が吹いたようだ。
ついさっきまで賑やかな中国にいたと思ったら今度はフランスの風が吹いたようだ。
ゆずと小倉のマカロンを買った。ひとつ250円くらい。可愛いなあ
マカロンを持って向かった先は、タワーのあるあたり。この先に海が見える。
マカロンを食べるなら海を見ながらが良いと教えてもらっていたので、海沿いに向かった。
そこはシンボル的なポートタワーやショッピングなどの複合施設、野外音楽ステージ、オシャレなスタバがある広場なんかがあった。
そこはシンボル的なポートタワーやショッピングなどの複合施設、野外音楽ステージ、オシャレなスタバがある広場なんかがあった。
お薦めスポット4:メリケンパークからの眺め
そこで目がいったのはこの長蛇の列! 「BE KOBE」のモニュメントめあてだ。
マカロン食べながら数えたところ、70人並んでいた。
外国人観光客やカップルが、思い思いのポージングで写真を撮っていた。モニュメントの上に乗っているのは確かにとても絵になる。
気持ちよい芝生に座りながら彼らのポーズをしばし眺めた。ああ、平和だ。
気持ちよい芝生に座りながら彼らのポーズをしばし眺めた。ああ、平和だ。
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お薦めスポット5:神戸ポートタワーの回転喫茶
今度は上からの景色を見にポートタワーへ。この時は見れなかったけど、運が良ければ造船所で潜水艦を引き上げている所が見えるらしい。
海方面。うーん都会だ。
反対はすぐ山。六甲山が見える。
展望室の下には、バイク屋さんのお薦めである360度回転喫茶店がある。一周約20分だ。
コーヒーのほかにも神戸の老舗喫茶店のケーキやお土産で人気の神戸プリン、色が変わるノンアルカクテルなんかも置いてあった。
コーヒーのほかにも神戸の老舗喫茶店のケーキやお土産で人気の神戸プリン、色が変わるノンアルカクテルなんかも置いてあった。
自分が回転寿司の寿司になった気分になる。
海と山に挟まれた神戸の地形を目に焼き付けあと、絵にかいたように仲良さげなご家族に遭遇。
自転車やジョギングなどで地元をアクティブに堪能しているお父さんから素敵な情報をたくさんゲットした。
自転車やジョギングなどで地元をアクティブに堪能しているお父さんから素敵な情報をたくさんゲットした。
像と同じポーズで。1908年に日本からブラジルに初めて移民船が出た記念碑だ。
向かったのは、近くの倉庫街。輸入された外国貨物が置かれる保税区だ。一気にひと気が無くなった。
大きい倉庫がたくさん並んでいるエリア。
お薦めスポット6:スパイシーな香りがする倉庫街
神戸にはインド人も多く住んでいるそうで、この倉庫街の一角にはスパイスを置いている倉庫がある。お父さんはその香りをかぎながらいつもジョギングしているそうだ。
ほんとだ、バイクを走らせてるとスパイシーな香りが漂うのがわかる!
ほんとだ、バイクを走らせてるとスパイシーな香りが漂うのがわかる!
一番スパイシーな香りがしていたあたり。貿易が盛んな神戸らしさが分かるスポットだ。
(自分で見つけた)お薦めスポット7:日本一短い国道
倉庫街をクンクン嗅ぎながら散策していると「日本で一番短い国道 174号」を発見!
試しに歩いてみた。
試しに歩いてみた。
神戸税関のかっこいい建物の前の道路。
徒歩3分でゴール! 全長187.1m。
めっちゃ短いのに国道ってちょっと不思議だ。後で調べたところ、元々は940mあったのが、交差する国道2号線の位置が変わったことで現在の短さになったそうだ。
そしてそもそも、国道に指定される定義に「主要港湾や空港をつなぐ道路は国道とする」とあった。短くても神戸港につながる重要な道路の証なのだ。
そしてそもそも、国道に指定される定義に「主要港湾や空港をつなぐ道路は国道とする」とあった。短くても神戸港につながる重要な道路の証なのだ。
2号線を西にひたすら進み、海岸沿いをいく
次は、多くの人に薦められながらも遠そうなので候補から外そうとしていた場所。でもお父さんの「自転車でもパッといける」の言葉を信じて向かうことにした。
しかし私の運転がのろいのと一部渋滞があり、着くまでに1時間かかってしまった。
しかし私の運転がのろいのと一部渋滞があり、着くまでに1時間かかってしまった。
お薦めスポット8:世界最長の吊り橋「明石海峡大橋」
淡路島へとつなぐ橋。全長3,911m。確かにこれは一見の価値あり!
夜景がこれまたロマンティック! ちょうどレインボーカラーにライトアップされる日だったのでカメラマンがたくさんいた。
海峡大橋には電車がお薦め
寒さでブルブル震えながら帰ってきたが、後で海峡大橋のすぐ近くに駅があることに気づいた。
電車なら神戸駅からたったの16分。暖かく快適に絶景スポットに行くことができる。本当に、ぜひ参考にしてほしい。
電車なら神戸駅からたったの16分。暖かく快適に絶景スポットに行くことができる。本当に、ぜひ参考にしてほしい。
いったんホテルの風呂で温まったあと、バイクを置いて三ノ宮にあるバーへ。
お薦めスポット9:気楽に入れるカフェバー「クリスマスクラブ」
こちらもお父さんのお薦め。別にお酒飲まなくてもOKなため「カフェバー」としている。
また、こういう所に不慣れだとお金の心配をしてしまうがこちらではいくら位に抑えたい、とあらかじめ伝えておくこともできるそうだ。
また、こういう所に不慣れだとお金の心配をしてしまうがこちらではいくら位に抑えたい、とあらかじめ伝えておくこともできるそうだ。
客室乗務員になりたかったというママ。飛行機のセーフティビデオを流してくれた。
「面白いゲイがいるって書いて良いわよ」と気さくに対応してくれるママ。手際よくお酒や食事を用意してくれた。
お酒は多め。グレープフルーツとオレンジはその場で絞ってくれるからフレッシュ! ピクルスを頼んだところ色々乗せてくれて、こちらのプレートとお酒で2千円。
お腹が空いていると言ったらマカロニのプレートをオマケしてくれた。やった!
空気が異常にキレイ
店内をよく見るとパソコンやタブレットが置かれている。モニターもパッとみただけでも4台。どうやらガジェットが好きなようだ。
そしてそこで謎の大きい機械が目に入った。何コレ?
そしてそこで謎の大きい機械が目に入った。何コレ?
26畳ほどの店内に、58畳用の空気清浄機が2台と14畳用が2台稼働。こだわりのダイキン。
空気が汚れるのが嫌いらしく、調理場にあるレンジの横にもしっかり清浄機がおかれていた。タバコを吸うお客が来たときは嫌味のように一斉に「ゴー」っと動き出すらしい。(別に吸っていけない訳ではない。)
言われてみると確かに空気が澄んでる!
言われてみると確かに空気が澄んでる!
照明へのこだわりも強い。Hueというアプリをつかって制御しているという。
その時の気分や、お客さんの雰囲気に合わせることもできるのだ!
食事もお酒も美味しいし、ママの歯に衣着せぬトークも面白くて居心地がいい。サッカーのキング・カズがヴィッセル神戸に所属していたとき常連だったというが、来たくなる気持ちわかるわ。
好き嫌いがはっきりしているママのお薦めもちゃんと聞いておいた。
好き嫌いがはっきりしているママのお薦めもちゃんと聞いておいた。
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お薦めスポット10:お参りすると出世できる「関帝廟」
翌朝、出世できると聞いて関帝廟にやってきた。三国志に出てくる関羽をまつっている所だ。
横浜中華街にもあって観光地としていつも賑わっているそうだけれど、こちらは厳かな雰囲気。
横浜中華街にもあって観光地としていつも賑わっているそうだけれど、こちらは厳かな雰囲気。
厳かななか、関羽の顔ハメをやった。
関帝廟にはいつお参りに行っても良いらしいが信心深い人は旧暦の1日と15日にお参りするそう。
偶然この日は旧暦の15日で、いつもより人が多かったようだ。
偶然この日は旧暦の15日で、いつもより人が多かったようだ。
何人かいるのでお参りの作法を真似ようと思ったけど、難しそう…
日本のお寺と違ってお賽銭入れて拝むだけじゃないみたい。事務所があったのでそちらでやり方を聞いた。
ろうそくとお線香と3種の紙銭を買う必要があった(500円くらい)。紙銭は赤が関羽、金が関羽以外の神様、銀がご先祖様のためのもの。
まず、境内に8か所ある香炉にお線香を順番通りにさして周る。そのあと、本堂にいる神様たちの像の前でそれぞれひざまずいて拝む(座布団がある)。
このとき自分の住所や名前、生年月日を心の中で唱えないと願いは届かないらしい。
そのあと、合杯という神具をつかって中国式のおみくじを行った。
このとき自分の住所や名前、生年月日を心の中で唱えないと願いは届かないらしい。
そのあと、合杯という神具をつかって中国式のおみくじを行った。
お線香の最後はお犬さまたちに。
おみくじは中吉。
で、最後は金亭と呼ばれる炉に自分で火をつけ、紙銭を順に燃やしていく。この煙が天に舞い、願いが神様たちに届くというのだ。
これが慣れてないと猛烈に熱くてデンジャラス。アチアチ言いながら紙を投入した。
これが慣れてないと猛烈に熱くてデンジャラス。アチアチ言いながら紙を投入した。
これけっこう怖い! 願いをこめる余裕なし。
一応ひととおりの事はやってみたけど、終始挙動不審であったろうし、正しくやれた気がしない。
でも日本にいながら中国式の参拝体験ができたのは楽しかった。
でも日本にいながら中国式の参拝体験ができたのは楽しかった。
お薦めスポット10:「イスズベーカリー」のチーズフランス
お次は、何人かに薦められた人気のパン屋さん。
本店。中はお客さんでいっぱい!
ここには、こだわりの強いカフェバーのママさんが「あたしパン食べ過ぎるとお腹壊しちゃうんだけどこれだけは食べたいの。ワインと合わせるともう最高!」と絶賛していたパンがある。
それがチーズフランスだ。
それがチーズフランスだ。
腹ペコだったのでコロッケパンと菓子パンも買ってしまった。
ほんとだ、めちゃくちゃ美味しい! チーズがトロリ、たっぷり。
近くにお店があったら何度でもリピートしたくなるパンだった。
お薦めスポット11:あの芸能人カップルも結婚式をあげた「生田神社」
日本書紀にも登場する歴史ある神社
陣内智則さんと藤原紀香さんが結婚式をした場所、と聞いてやってきた。知らなかったが縁結びで非常に有名な神社のようだ。
参拝客は外国人観光客をのぞくとほぼ女性か、若いカップルだ。
参拝客は外国人観光客をのぞくとほぼ女性か、若いカップルだ。
大量の「愛」の絵馬にちょっとビビる
ここには一風変わった縁結びのおみくじがあった。おみくじの紙は入り口の授与所で買ってくるのだが、結果は本堂の奥の「生田の森」にある小さな池で見ることができる。
見事に女性ばかり! 何をやってるのか聞いたらおみくじだった。
ここでも中吉。色んなおみくじがあれど、結果は見事一緒。
池の水に濡らすと文字が浮かんでくる。ただこれずっとひたしているとにじんできて読みにくくなるから注意が必要だ。
次は北上し坂を登っていく。
お薦めスポット12:北野異人館街のスタバ
神戸といったら、異人館街ははずせないらしい。
明治から大正にかけて、国際貿易における外国人関係者の居留地として家や土地を借りられるように指定されたのが、この北野エリアである。
明治から大正にかけて、国際貿易における外国人関係者の居留地として家や土地を借りられるように指定されたのが、この北野エリアである。
なかでもこちらのスタバは何度か話題にあがった人気スポット。1904年に建てられた洋館を再利用。
コーヒーを注文するのに長い列はできていたものの、中は意外と座席数が多くて、座れないことはない感じ。
坂の多いこのエリア散策の休憩にはもってこいだろう。
坂の多いこのエリア散策の休憩にはもってこいだろう。
座り心地良さそうな椅子。
他にも、公開されている洋館だけで20以上あるそうだ。こりゃあ周るの大変。
だけどこんなに豪華で、しかも色んな国の人たちが住んでた洋館が並んでいる街は他にあまり無いだろう。すごくワクワクするエリアだ。
だけどこんなに豪華で、しかも色んな国の人たちが住んでた洋館が並んでいる街は他にあまり無いだろう。すごくワクワクするエリアだ。
広場ではサーカス学校を出たという若いパフォーマーが拍手喝さいを浴びていた。ほんとに外国に来たような錯覚を覚える。
時間が限られてるならココは抑えた方がいい、というのは「風見鶏の館」と、隣の「萌黄の館」。国指定重要文化財になっていて、ドラマでも多く使われている。
それにしても、漫画「金田一少年の事件簿」を読んだ人なら異人館村殺人事件の舞台を連想してしまうような館のネーミングだ。
外観も内装も萌黄色の館。素敵だ。
異人館街は奥に行くほど急斜面。「原付は最強!」と地元の人が言ってくれてたけど下りは怖い。
次は駅の近くにこんな所が?!と驚くスポットへ。
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お薦めスポット13:新神戸駅から歩いて10分「布引の滝」
やってきたのは神戸に広がる山の中の景色でママさんが一番お薦め、と言っていた場所である。
それは、新幹線がとまる新神戸駅から歩いて10分ほどの所にある滝だった。
それは、新幹線がとまる新神戸駅から歩いて10分ほどの所にある滝だった。
ダイナミック!
私は原付だったのでルートは全く違うが、駅から徒歩ですぐに見られるとは到底思えないほどダイナミックな滝が流れていた(滝について詳しくはこちらの記事で)。
よく散策に来るという方にも声かける。
たまに「駅の近くで滝が見られる」という情報だけ聞いた観光客がスーツケースを引きながら向かうも邪魔で断念するケースがあるらしい。
荷物は駅のコインロッカーにでも入れてから向かおう。
荷物は駅のコインロッカーにでも入れてから向かおう。
お薦めスポット14:地元の人に愛される通り「トアロード」
今度は下って、賑やかな商店街へ向かった。
海方面に向かって撮った写真。神戸開港時に、外国人たちが職場のあった居留地(海側)と住居のある北野(山側)を行き来した重要な道路。
山方面に撮った写真。坂は徐々に急こう配になり、先ほど訪れた北野異人館街へと続く。
かつてからの外国の新しいものを取り入れる風土が残っているのか、オシャレなカフェやセレクトショップが多く並んでいて、地元の人たちに言わせると「とても神戸らしい通り」だそうだ。
次の目的地はトアロードからすぐ近く、一層賑やかな阪急三宮駅。
お薦めスポット15:トミーズのあん食
本日2つ目のパン屋である。駅の高架下にあるお店で、あんこが渦状に入っている食パンが大人気だという。朝から並んで買う人もいて品薄らしいが、ダメ元で向かった。
もう夕方。残っていたら奇跡…
ですよね~。
と、諦めたのだけど、まさかの入荷! 時間によって追加で入ることもあるらしい。
やった、やったぞ! おみくじでは中吉だったけど、この運の良さ大吉レベルじゃないか。
いや、実はもっと運が良ければ、あん食のトーストが売られることもあるのだけど、この日は出なかった。
いや、実はもっと運が良ければ、あん食のトーストが売られることもあるのだけど、この日は出なかった。
1斤650円。ずっしり。常温で4日、冷凍で2週間ほど日持ちするのでお土産にしよう
お薦めスポット16:グリル一平のカツレツ
トーストを食べ損ねたので、「神戸では洋食を食べよ」と言っていたママの言葉を思い出し向かった。
地元の人たちに人気の洋食屋。
洋食屋さんなのでオムライスやパスタなどいろいろ食べることができる。しかしお店イチオシはこちらのヘレビーフカツレツだ。
看板メニューのヘレビーフカツレツ。100gで1600円。
私はちょっと贅沢かなあ、、とひるんで他のメニューを検討していたのだけど、誠実そうな店員さんの「グリル一平に初めて来たらこれは食べてほしい。信じてください!」のひと言で決意した。
もうコレほんと、全人類に食べてほしい。すごい柔らかいの。
結果、店員さんを信じて本当に良かった。
特製デミグラスソースで肉の臭みが完全に消えたカツレツは、他になんと表現すべきか悩むくらい柔らかく、口の中に消えていった。「パン? 耳たぶ? おっぱい?」 これにうまく該当する柔らかい表現が浮かばないままあっという間に食べ終えてしまった。
特製デミグラスソースで肉の臭みが完全に消えたカツレツは、他になんと表現すべきか悩むくらい柔らかく、口の中に消えていった。「パン? 耳たぶ? おっぱい?」 これにうまく該当する柔らかい表現が浮かばないままあっという間に食べ終えてしまった。
お薦めスポット17:旅の締めはビーナスブリッジ
最後の目的地への車道は2輪が禁止だったため、近くの公園から徒歩で登る。
次は今回の旅で一番多くお薦めに挙がった場所。山の中にあるビーナスブリッジという歩道橋だ。
ジャンクションみたいにうねっていて特徴的。1971年に完成と、意外と古い。
ビーナスブリッジからの景色。満月が赤く幻想的だった。
お薦めされたのはここからの神戸の景色である。日が沈むにつれてロマンティックが加速していく。
ポートタワーもバッチリ見える。これはきれいだわ。ああ…!カップルしかいない!
引いてもカップル!
海やまちの中心地から山が近い地形ならではの景色である。また、神戸の景色の中に飛び出るように設計された緑に輝くビーナスブリッジもとても良い。これは恋人と来たくなる気持ちわかるなあ。
という感じで、最後の最後まで神戸を堪能し尽くした旅だった。
という感じで、最後の最後まで神戸を堪能し尽くした旅だった。
小学校の同級生たちと来ていた方。きっと何度でも来たくなる場所なんだろうな。神戸の皆さま、ありがとうございました!
帰りは一人、暗闇のなか帰った。車で行く人がほとんどなのだ。
スモール イズ ビューティフル
クリスマスクラブのママさんに、一言で神戸を表現すると何ですか? と聞いた答えがこれだった。海も山もあり、歴史も便利なものも美味しいもの(A級からB級まで)もオシャレなものも外国の文化も、滝でさえもすぐ近くにある神戸。それでいて不思議と雑多な印象はなく、コンパクトにおさまっている所が魅力だ。これが洗練されている、という事なんだろうか。
「世界で最も住みやすい都市」で5位になったのが今ならすごく頷ける。
「世界で最も住みやすい都市」で5位になったのが今ならすごく頷ける。
アンショク イズ デリシャス!