広告企画♪ 2017年3月30日

アイスみたいな模様の動物って目立つよね

パリパリバーに似ている動物を探します!
パリパリバーに似ている動物を探します!
シマウマという生き物がいる。サバンナや砂漠に住む黒と白のシマシマ生き物だ。動物園にもいることが多いので誰もが知っているのではないだろうか。ライオンやハイエナ、ワニなどが天敵である。

一方で、「パリパリバー」というアイスがある。シマシマでシマウマみたいな模様のアイスだ。昔からある商品ということは、目立つのだ。急にシマウマが心配だ。サバンナで食べられているのではないだろうか。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

前の記事:本場・北海道のソフトクリームを食べ尽くす

> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

パリパリバー

今回は森永製菓が出している「パリパリバー」というアイスの記事である。1987年に発売されたアイスなので、30年の歴史を持つアイスだ。誰もが一度は見たことがあるのではないだろうか。
これがパリパリバーです!
これがパリパリバーです!
はい、はい、知ってる、という声がいま聞こえた。実家の冷蔵庫にあったアイスではないだろうか。ミルクバニラとチョコでシマシマの模様なのだ。これが非常にシマウマに似ているのだ。
そっくり!
そっくり!

で、大丈夫なの?

つまりである。この模様は目立つのだ。目立たないとパリパリバーは、入れ替わりの激しいアイス界で生き残れない。となると、パリパリバー柄のシマウマは、サバンナで食われまくっているのではないだろうか。
シマウマを心配してあげてください!
シマウマを心配してあげてください!
ご存知シマウマは、草食動物であり、どう考えても彼らの住むサバンナでは頂点に立つ生き物ではない。ライオンなどの捕食の対象となる生き物だ。つまり本来なら目立たないように生きなければならないのだ。
でも、彼ら派手なんだよね!
でも、彼ら派手なんだよね!
目立ってはいけないシマウマがパリパリバー柄で派手なのだ。これはどういうことなのだろう。よく動物を見ると、パリパリバー柄みたいな動物が他にもいる。そんな動物を見つけつつ、シマウマのパリパリバー柄の理由を解明しようと思う。
ということで、動物園に来ました!
ということで、動物園に来ました!

パリパリバー柄の動物

シマウマ以外にもパリパリバー柄っぽい目立つ動物を探すために、動物園にやってきた。パリパリバー柄には意味があるはずなのだ。シマウマ以外のパリパリバー柄の動物を見ることで、何か分かってくるかもしれない。
ホワイトタイガーも、
ホワイトタイガーも、
パリパリバーっぽい!
パリパリバーっぽい!
ホワイトタイガーというトラがいる。トラなので自然界ではトップに君臨する生き物だ。しかし、このホワイトタイガーは現在、自然界では見ることができない。完全なる推測で書くけれど、目立つから、自然界では見ることができなくなったのだ。
自然界では見ることができないのです!
自然界では見ることができないのです!
トラですら、目立つと見ることができなくなっている。パリパリバーを食べるとわかるように、この柄は美味しいのだ。パリパリバーを食べてから、シマウマやホワイトタイガーを見ると、チョコとバニラのハーモニー、と思うのだ。そりゃ、食われるよ、と納得する。
そのため基本的には似てない動物が多い
そのため基本的には似てない動物が多い

美味しい柄なのでは

パリパリバーから考えると、パリパリバー柄は美味しいということになる。そう考えるとシマウマは、「自分、美味しいですから」という感じで、サバンナにいることになる。自ら火に油を注ぐようなものなのだ。
だいたい、
だいたい、
パリパリバー柄、
パリパリバー柄、
ではない
ではない
他の動物もパリパリバー柄なのであれば、意味がわかる。どれも一緒なので目立たないからだ。ただ基本的にはどれも茶色かったりで目立たない。やはりパリパリバー柄のシマウマだけが目立つ仕組みになっているのだ。なぜ目立とうとするのだろうか。
さらに考察していきましょう
さらに考察していきましょう


次のページで最高にパリパリバーそっくりな動物が登場します。


いったん広告です

さらなる似た動物

シマウマや、ホワイトタイガーが目立つ柄をしていた。他にもいるかもしれないと、フクロウのいる場所へと足を運んだ。フクロウもまた目立つ、パリパリバー柄のものが多いのだ。
そっくりじゃないですか!
そっくりじゃないですか!
こっちも似ている!
こっちも似ている!
パリパリバーだ。近年、フクロウの人気が高い。フクロウカフェなるものも登場している。それはパリパリバーの歴史からもわかるように、この柄は人気なのだ。パリパリバー柄は人気を集めるのだ。
触ったりもしました!
触ったりもしました!

つまり目立つ

ホワイトタイガーの前には人だかりができ、フクロウはカフェができるほどの人気。パリパリバーとそっくりであり、パリパリバーも古くから愛されているアイスだ。つまり、愛されるためには、人気を集めるためには、この柄が必要なのだ。
この柄は人気を集めます!
この柄は人気を集めます!
ただ逆を言えば、「自分、美味しいですよ」とか、「自分、人気ですよ」ということを周りにアピールしていることになる。つまり目立つのだ。捕食者であるホワイトタイガーやフクロウ、アイスはいいけれど、シマウマには致命的ということになる。
ライオンはこの色
ライオンはこの色
百獣の王である「ライオン」は茶色だ。王であるにもかかわらず、目立たないような色をしている。なぜ、王より目立つ格好をしているのだ、捕食される方のシマウマが。矛盾、矛盾。矛盾が渋滞している。
目立つよね!
目立つよね!
本当のシマウマを連れては来られないので、パリパリバーをシマウマに見立てて、ライオンとプリクラを撮ってみた。やっぱり目立っている。サバンナでも、この柄は目立つのだ。他の動物を見れば、わかるように本来は目立たないようにするのだ。
保護色です!
保護色です!
保護色というものがあって、相手にばれないような、その場にあった色使いをするのだ。上記の画像がその保護色である。どこかに私が隠れている。しかし、なかなかわからないはずだ。これが目立たないように生きる、ということだ。
地主です!
地主です!
ただね、なのだ。パリパリバー柄はどこなら目立たないのだろうか。どこでも目立つのだ。間違い探しなら幼児用くらいの分かりやすさで、目立つ。それがパリパリバー柄なのだ。
目立つよね!
目立つよね!


パリパリバーが実際いかに目立つか、実験します。


いったん広告です

識別できない

長々と、シマウマが目立つ、という話をしてきたけれど、いろいろと調べた結果、あの柄は「個体を識別しにくくなる」という答えにたどり着いた。調べることは大切だ。最初から調べていたら、なんといきなりここからスタートできて、前までの2ページが必要なかったのだ。
人間以外が見たら分からないらしい!
人間以外が見たら分からないらしい!
人間からはパリパリバー柄はよく見えるけれど、他の動物からはあの縞模様は逆によく見えないということだ。確かに、カメラで縞模様を撮ると「モアレ」という現象が発生したりする。つまり視覚的な障害を与えるのがあの柄なのだ。
この柄は見えにくいのです!
この柄は見えにくいのです!
そう考えれば合点が行く。シマウマが今も絶滅することなく、悠々と暮らしている。他の動物からは見えないのだ。人間以外からはあの模様は見えない、だからこそ、あの模様をしているのだ。
ということで、海に来ました!
ということで、海に来ました!

本当に見えない?

理論的にはわかっても、それが果たして本当なのかを自分の目で確かめなければ、信じることができない。そこで、パリパリバーと油揚げを持って、海に来た。動物たちがパリパリバーを取らなければ、識別できてない、ということになるのだ。
パリパリバーと油揚げを手に持っていたら、
パリパリバーと油揚げを手に持っていたら、
隙を見て、パリパリバーだけ取られました
隙を見て、パリパリバーだけ取られました
手に油揚げとパリパリバーを持っていたのだけれど、しばらくは全然動きがなかった。遠い目で、海は広いな、と油断した隙である、パリパリバーだけを攻撃されて、鳥に持って行かれてしまった。パリパリバーめっちゃ人気。油揚げは無傷。つまり、シマウマもめっちゃ目立っているのだ、きっと。
全部、食べられました!
全部、食べられました!

しましまは目立つ

長々と書いてきたけれど、結局、しましまは目立つ、という答えだった。油揚げは残っていたけれど、パリパリバーは綺麗に持って行かれてしまったのだ。気持ちはわかる。僕でも油揚げよりパリパリバーを選ぶ。油揚げはふにゃふにゃだけどパリパリバーはチョコがパリパリなのだ。
美味しいからしかたがない。
美味しいからしかたがない。
結局、美味しいから食べるのだ。それが言いたかった。パリパリバーは実家で食べていた味だ。30年以上続くロングセラーはだてじゃない。懐かしさと安心の味。シマウマを食べたことはないのだけれど、もしかしたら美味しいのかもしれない。柄がいっしょだから。
暖かくなるまでは家で食べようぜ!
暖かくなるまでは家で食べようぜ!

シマウマとパリパリバー

以前から、シマウマは目立つよな、と思っていた。街中でゼブラ柄の服を着ている人を見かけても、「目立つよな」という感想を持っていた。その謎を追求しようとした結果、「美味しい」という結果になった。

サバンナに住むシマウマは大丈夫なのだろうか。絶滅していないのできっと大丈夫なのだろう。シマウマが長く愛されているのも、パリパリバーと同じ柄だからかもしれない。
てきとうな結論で終わる。
てきとうな結論で終わる。


パリパリバーがシマウマ柄なのか、シマウマがパリパリバー柄なのか。


▽デイリーポータルZトップへ
20240626banner.jpg
傑作選!シャツ!袋状の便利な布(取っ手付き)買って応援してよう

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ